第54話 危険物
帰ってきました。ソロモンでは無くリンドルンガです。
数日はマッタリします。最近は冒険者ギルドに行っていませんが良いでしょう。特に用事はありませんしね。
というのがフラグになったのか知りませんが冒険者ギルドに呼び出されます。何でしょうか?
指定の時間に行って見ると銀狼の咆哮の3人も呼び出されていますね。他にも居ますが知りません。
大きな部屋に案内されるとギルマスが前に居ます。座れと言うので適当な席に座ります。私の横の椅子に銀狼の3人も座ります。
他の方達も席に座りギルマスの説明が始まります。
どうやら魔獣の森の浅い場所でオーガの群れが発見されたと。群れの殲滅と巣があればそれも殲滅して欲しいという事でした。ここに集められたのはCランク以上の冒険者らしい。
ギルマスが説明を終わらせ解散しようとした時に1人の冒険者が発言する。
「ギルマス、いいか」と青年の冒険者。
「良いぞなんだ?」
「ここにいるのは全員Cランクなんだよな。なんで子供が居るんだ?」とこちらを見る。銀狼の3人は肩を震わせて笑いを堪えている。他の事情を知る冒険者も笑いを堪えている。
「ああ、お前は最近Cランクになりリンドルンガに来た口か。命が惜しかったら相手の力量を測る術を学んで置くんだな。そいつはAランク冒険者だぞ」と言い残して部屋を出ていく。
俺は溜め息を吐き部屋を出ようとするが、
「おいお前」と後ろから肩を掴まれそうになるが結界で回避。周りの冒険者はギョッとして青年冒険者を止める。
「おい、お前何しているんだ。俺たちが居ないところでやれ。巻き込まれたら俺たちの命もねぇ」とか理不尽な事を言っている。
私は無闇に破壊を振り撒きませんよ。ちゃんと結界で覆ってやります。
銀狼の3人は限界がきて大笑いしている。腹を抱えて笑うとか酷いです。
翌日、魔獣の森に入る。近くに数組の冒険者パーティーがいるようです。
探知魔法でオーガを探します。うん、居ましたね。100はいます。そこに向かいます。後ろから銀狼の3人と他の冒険者も付いてきます。
開けた場所に着きました。オーガが巣を作っています。建物と言っても枝や木を寄せ合って作った粗末な物です。
さて、殲滅します。
結界で覆って逃げられないようにして数十の風の刃を操り首を飛ばしていきます。同時にアポートで回収。
ふむ、終わりましたね。あとは狩りに出ているオーガの残りは他の方達に任せましょうかと後ろを振り返ると、あの青年冒険者とそのパーティー5人が口を開けてフリーズしている。それを見た銀狼が笑いを堪えている。
「ウリルさん、あとは任せても?」
「良いぞ」と笑いを堪えている。もうビールは奢りませんよ。
転移。
ガレージに戻りソファーに座り、ビールを飲む。プシュッとプルタブを開けてガラスのビールカップに注ぐ。
注がれたビールをゴクゴクと飲む。
「プハァ〜美味い」
ツマミはローストしたナッツ類。ああ、ギルドにオーガを出しに行くのを忘れました。明日で良いでしょう。今日はもう動く気になりません。
もう1本飲みます。美味いです。
翌日の午前中に冒険者ギルドに行き。討伐したオーガを出しに行く。ギルドの裏で大量なオーガを積み上げる。おっちゃんに苦笑いされながら、
「これは大量だな」と呆れられる。
受付に行って精算するとあの青年冒険者とそのパーティーがいるが目を逸らしている。心なしか震えている。
まぁ良いです。
戻ると銀狼の3人がガレージの入り口にいる。何でしょうか?
ガレージに入りソファーに座る。しょうがないのでビールを人数分出す。今日のツマミは枝豆です。
どうやら昨日の討伐後の話なようで冒険者で打ち上げを行い、その時に私の武勇伝があの青年冒険者達に話されたようです。
ああ、それで今日の朝の態度だったと。
とりあえず触るな危険と教えたそうです。
えっ?俺って危険物なの?
解せん。とビールを煽る。
そうですね確かソーセージがあった筈ですと収納からソーセージを出す。それを一口齧るとパリっと音がする。美味い。
そしてビールをグビっと飲む。
うん最高!
銀狼の3人も美味しそうにビールとつまみ飲んで食べている。
危険も多い異世界だけどこういうひと時は良い。最高だ。
気の合った者とくだらない話をして飲み食べる。良いですね。
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