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第52話 魔導バイク

リンドルンガの自宅は家具も揃い快適になりました。夜は建物全体に結界を張っているので安心です。


安心安全は基本ですね。


1階のガレージには作成したモスグリーンのロボが飾られています。壁を背に駐機姿勢を取り佇んでいます。クフゥ、かっこいい。ニヤニヤしちゃいますね。


ロボの名前もつけましょうか。ソーサリーアーマー、XB-87-01“モルゾフ“にしましょう。見た目は主人公機ではないです。どこぞの量産機に見えます。そこが良いですね。そういえば武装がないですね。今度、作りましょうか。


さて、ソファーとローテーブルをガレージに配置しました。ここで作ったものを見ながらコーヒーを飲む。最高ですね。


さて今日は時間があります。何か作りましょうか。何がいいでしょう。


ああ、そう言えば2気筒の魔導エンジンを作りましたね。あれを使いましょう。そうですね魔導バイクなんてどうでしょう。


良いですね。材料は揃っています。作りましょうか。


まずはエンジンに少し手を加えます。空冷ですが魔法陣を設置して風魔法で強制空冷としましょう。


次は本体を作成します。イメージを固めたら作成です。ハンドルや本体をステンレスパイプやアルミのパイプで組んでいきます。タンクの場所は各種魔法陣と燃料となる魔石を入れられるようにします。タンクの上がパカっと開きます。シートも作り、魔導ライトもつけます。アルミのホイールを作成してタイヤもゴムで作成。ステップやギヤ、チェーンを作成して組み込んでいきます。配線を繋げてディスクブレーキを作成取り付け。メーターとキー、スタンド、マフラーを取り付けて完成です。


大きさは250cc位のバイクの見た目です。


エンジンを掛けます。


ブルンッ、パパパパパとエンジンが始動します。アクセルを捻るとパパーンと回転数が上がります。


良いですね。


完成した魔導バイクを眺めながらコーヒーを飲みましょう。ふふふ、楽しみです。


あ、昼食の時間ですね。コーヒーも淹れたばかりですしサンドイッチでも食べましょうか、挟む具材はレタス、トマト、薄切り玉葱にマヨネーズを掛けてベーコンを挟んだら完成です。そうそう、ベーコンを作りました。急遽、屋上に燻製室を作成してのんびりと作りました。


さぁ、食べましょうか。


うん、美味しいです。コーヒーも一口。


ああ、至福のひと時ですね。


ここ1〜2年を思い返して見れば異世界はやっぱり危険だとわかります。


各地で紛争、魔物の襲撃にそして戦争にも参加しました。掏摸も多いですし、良く襲われます。


本当に危険ですね。と考えていると来客ですね。最近、呼び鈴を付けました。


マリオさんと銀狼の3人です。どうしたのでしょうか?


特に用事は無いと、何か面白い事は無いか来てみたと言う事ですか・・・迷惑ですね。


あっ、魔導バイクが見つかりました。


銀狼の3人は目をキラキラさせていますがマリオさんの目は鋭いです。


「コウさん、これは?」とマリオさん。


「え〜と魔導バイクという物ですね」


「車輪があるところを見ると移動手段でしょうか?」


「そうですね。1〜2人が乗れる物です」


「動かしてみても?」


「良いですが乗るにはコツがいるので直ぐに乗るのは難しいですね。まずは私が乗っているのを見て下さい」と魔導バイクを家の前の通りに出す。


魔導バイクに跨り、エンジンを掛ける。良い音です。スタンドを畳んでアクセルを開きながらクラッチを繋げます。久しぶりだったので心配でしたが大丈夫ですね。


そのまま走ります。回転数をあげてギアを上げます。風が気持ち良いですがゴーグルが必要ですね。今回は結界で代用します。くるっと折り返して戻ります。


銀狼の3人は欲しそうな顔で見ています。マリオさんの目は相変わらず鋭いままです。


「こんな感じですね」とエンジンを切りスタンドを立てる。


それからは操作方法と構造を4人に説明します。どうやら乗るには訓練が必要と分かってくれたようですし、簡単には作れないとマリオさんも分かってくれたようです。


とりあえず、魔導バイクの前に自転車を作成することにしました。その場で1台サクサクと作ります。


完成です。ママチャリです。乗って見せた後、4人は代わる代わる挑戦してます。やはり冒険者の3人の運動神経は良いですね。何回か乗ってコツを掴んだようです。


マリオさんも帰る頃には乗れるようになり、自転車に乗り帰って行きました。


銀狼の3人には自転車を作る事を約束したら帰って行きました。


ふぅ〜、メンドクサイですね。ですが約束です。サクッと作ってしまいましょうか。1台目はステンレスとかアルミを使いましたが、今回はリンドルンガでも作れる仕様としたいですね。少し考えましょうか?


それが良いでしょうね。


材料は鉄とスライム材を使います。錆が心配ですがしょうがないですね。スライム材でコーティングしましょう。


タイヤはゴム以外にありません。ミリガド王国がミリガド共和国になった事でコンガ王国からゴムを取り寄せるのは難しくないはずです。


さて完成です。少し重いですが大丈夫でしょう。後2台、いや3台作りましょうか。1台はマリオさんにサンプルですね。


完成です。


疲れましたね。届けましょうか?まぁ、その内来ますね。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] モスグリーンの量産機……ザ○Ⅱかしら……
[一言] 最初は面白く読んでたけど途中(50話の少し前辺り?)でいきなり主人公の語り口調が変わって何だか嫌になりました。あと、主人公かと思ったら違う人で違う人かと思ったら主人公の語りだったりする所もあ…
[気になる点] 何で、地の文というか独白がですます調になったの?
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