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第269話 新しい宇宙 母船④

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇新しい宇宙 母船 剣聖


「目標物を捉えました。モニターへ映します」


ふむ、あれが拠点か……。


「映像を大きく出来るかの?」


「はい、ズームします」


ズームによって映された建造物は………何というか…遺跡? 宇宙を彷徨っていそうな大きなデブリを改造して作られた遺跡にしか見えんな。


基本は石造りで要所要所を金属で補強された物だ。


違和感を感じるの。何だろうか? 確かに先導する船を見た時に感じた物じゃ。何だろうか?


「ナブさんや」


『何でしょうか剣聖さん』


「映像で目標である拠点を見ているのだが何か違和感を感じての」


『違和感ですか……精査します。…………………ハイ、私も剣聖さんが仰る違和感を感じました。少しの間色々と調べてみます』



◇ナブ


確かに違和感があるように思える。違和感………違う…………親近感? そうか何かに似ているのだ。


何に?


そうだ。我々の船に似ている。何故だ? この宇宙には我々の船は存在しない、我々が初めて訪れた宇宙だ。


シャンバラのデータを調べて見る。


あった。


我々の宇宙からシャンバラがある宇宙へと次元転移する際に二十五隻もの船が行方不明なっている。


これだろうか? 今回、我々も次元転移する際にマスターと逸れた。可能性はある。


多分だがシャンバラへと向かう約五百隻もの大船団。その中の二十五隻がこの宇宙へと飛ばされた。


その可能性が高い。


だから言葉が通じる。船に我々のものよりかなり旧式ではあるが我々の船との共通する部分が見られる。


そうすると彼らは祖先を同じくする同胞ということになる。これはあちら側にも確かめる必要があるだろう。



◇母船内 剣聖


『剣聖さん』


「何か分かったかの?」


『はい、説明します………』


ナブさんから説明を聞いた。


正直驚いた。我々と同じ祖先の可能性がある。だから言葉が通じ、船にも親近感がある。


納得がいった。


なるほど祖先にも今我々が直面しているような出来ことが起きて、この宇宙へと飛ばされた。その可能性があり、そして高い。


こうしてモニターに映る拠点や先導する船をあらためてみると、そう、そうだ本当に似ている。


彼らは祖先を同じくする同胞。だから容姿も似ていて言葉も、ほぼ同じ。

ハハハ、納得じゃ。


「剣聖さん、先導する船よりデータが送られて来ました。人類種が生息可能な星の宙域図です」


「ほう、ではその宙域図に載っている星を優先的に調べることは可能かの?」


「はい、可能です。今から優先的に探査を開始します」


「うむ、頼んだぞ」


もう一度モニターを見る。ああ、同胞か、そうすると無碍には出来んの。遠い昔に逸れた祖先。


その子孫。


五百隻中のたった二十五隻。良くぞ生き残った。


これは凄い事だ。確かに色々なことが出来る船があったのだろう。だがコウさんらに聞くところによると、かなりの確率で文明は失われて祖先の記録を失ったところが多いと聞いた。


その中で生き残った。たった二十五隻で……。


何か目尻に熱いものが溢れそうになる。


良くぞ、良くぞ生き残った。我が祖先たちと、その子孫たちよ。


これは協力するしか無いのう。 

お読みいただきありがとうございます。


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