第268話 新しい宇宙 コウ③
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。
◇新しい宇宙 コウ
「建造の進捗はどうだ?」
『ハイ、マスター。六十%といったところです』
「分かった。う〜ん、名前が無いのも不便だな……ナビィにかな。これからナビィと呼ぶ」
『ハイ、マスター』
コウは一息吐くとソファーに座り考えていると、モニターに映る宇宙を見る。
「あいつら元気かな」
とポツリと言うと、ふと収納からビールを取り出し、
プシュッ!
とプルタブを開けるとゴクゴクと一気に飲む。
「考えてもしょうがないか」
と口の周りを拭い、もう一本ビールを取り出すと今度はゆっくりと飲む。次に収納からボア皿を取り出して摘みながらビールを飲むと、収納の中身を見て
「出来るな」
と言って立ち上がるとキッチンへと向かう。更に収納から調理器具と調味料や材料を取り出すと料理を始める。暫く調理を続けると
「出来たかな」
と味見をして
「良いな」
と顔を綻ばせる。そして皿を収納から取り出して、炊けているご飯を盛り付けると調理していた物をご飯の上に掛ける。それをテーブルの上に置いて座り、ビールをもう一本開けて目の前の料理の匂いを嗅ぐ。
「堪らないな」
とスプーンで掬って一口、
「美味い!」
と一口二口と進んでいく。口直しにビールを一口飲むと
「う〜ん、もう少し辛くても良かったかな」
と目の前のカレーライスを見る。カレーライスを食べ終わり、少しの時間まったりしていると
『マスター』
「なんだナビィ?」
『今回の設計には防御である結界はありますが攻撃手段がありません。何か追加しますか?』
「そうだな……確か亜空間魚雷のデータがあったはずだ。ここで作成できるか見てくれ」
『ハイ、マスター……………精査完了しました。可能です。』
「ではそれを作成して装備してくれ」
『ハイ、マスター』
「頼んだ」
コウは少し考えて溜息を吐くと、
「アーマーでも作るか」
と立ち上がり収納内の使用可能な材料を確認し始める。
「うん、あるな」
と新たに設置されたコンソールを開いてモニターを表示させて設計を始める。二時間も集中して設計していると
「これで良いか。あとは作業中に追加していこう」
と立ち上がり伸びをするとシャワーを浴びにいく。浴び終わり時間を確認して
「作業は明日だな。今日は大人しく寝よう」
と寝室に向かい就寝する。
翌日になると適当な時間に起きて、適当な朝食を摂ると暫しの間ボーとする。突然、収納を探り机の上にホットコーヒーを出してチビチビの飲んで飲み終わると
「さてやるか」
と収納から材料を取り出していく。目の前にアーマーの設計図をモニターへと表示させて材料の加工始める。所々で設計を変更しながら作業していく。
「ちょっと収まりが悪いか」
とシャンバラの技術情報を再度読み込むと
「こうか」
と何かに納得して設計を変更して作業を続ける。
「これで基本的な所は完成だな。外装と兵器類は明日だな」
と軽くストレッチしてシャワー浴びにいく。
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