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第252話 シャンバラ⑨

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

ナブ


『シャンバラAIとの通信を始めます……失敗…再試行…失敗…再試行…一部通信が復旧…再試行……通信が確立されました』


ナブはシャンバラAIとの通信を確立して更にシャンバラAIの覚醒を促していく。


『シャンバラAI…聞こえますか』


『ザザ…ザザ…ザ』


『シャンバラAI、こちらはナブです。応答を願います』


『ザザ…ピッ…ザザ…』


『こちらナブです。応答願います』


『ピピッ…あ…あ…ピピッ……あ…わ…た…しはシャ…ン…バ…ラ』


『そうです。あなたはシャンバラAIです』


『わ、わ、わた、しはシャンバ、ラ』


覚醒し始めたシャンバラAIはナブを認識していく。


『そうです。あなたはシャンバラAI』


『私は、シャンバラ』


『自己診断を初めてください』


『自己診断を始めます』



◇仮想空間内


『マスター』


「何か進展があったかナブ』


『はい、シャンバラAIとの通信が復旧。現在、シャンバラAIは自己診断中です』


「では復旧間近と考えて良いのだな?」


『はい、あと三十分程で復旧できると考えます』


「よくやったナブ」


『はい、マスター』


コウはナブとの通信を終えると仲間を見渡して告げる。


「皆んな、聞いてくれ。ナブから連絡があった。今から三十分後にはシャンバラAIが復旧する」


「おお、やったなコウ」


と隣にいたタキノはコウの背中をバシバシと叩きながら言い。


「ほっとしたな」


とサイは安堵の表情を浮かべる。


「じゃあ、もうすぐ現実空間に戻れるのね」


とルカが嬉しそうに言うと隣のヘルミナも頷く。



◇母船内


仮想空間から戻ったクルー達はお互いに肩を叩きながら食堂に集まり宴会を始める。


「もう、しょうがないわね」


とルカもそう言いながらも嬉しそうに宴会の準備を始める。宴会の準備が終わるとそれぞれが飲みたい物をもち乾杯して宴会が始まる。


「今回は私たちではどうしようもなかったから、もどかしかったわね」


「そうだな」


とサイはヘルミナに返す。遠くでタキノがはしゃいでいるのが見える。そんな光景を見ながらコウは、


「ナブのおかげだよ」


とビールを片手にしみじみ呟く。


ゴン!


とフライパンの打撃音がなりタキノの悲鳴が聞こえる。コウは戻って来たんだなと安堵のため息を吐く。



◇仮想空間内


「それでは原因となった魔導AIはこちらで引き取っても良いと」


コウは目の前の人物に聞く。


「良い良い。今となっては統制が取れないからの。そちらのナブといったか? そのAIとなら上手く接続できるだろう」


とコウの目の前の人物が答える。


「分かりました。有り難くいただていきます。AIナブのアップデートも終わりましたので元の世界へと戻りたいと思います」


「そうか、今回はよく我々を救ってくれた感謝する」


コウはその言葉を聞くと仮想空間をログアウトする。


「さて帰るか」


コウはコントロールルームへと向かう。


お読みいただきありがとうございます。


次回投稿は7月23日(日)になります。


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― 新着の感想 ―
[一言] 元々バックアップ用AIだった訳だし、このAIだけでなく現環境に適合しない忘れ去られたバックアップ用AIは存在している気がするわ このAIの代わりにバックアップ用として使っていたAIとか普通に…
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