表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

245/290

第245話 シャンバラ②

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇シャンバラ主星 三連リング最外縁部 コウ


俺たちが踏み入れた通路は何の素材で作られたか分からない程の高度な物だ。実に興味深い。


暫く歩くと白い大きな空間に辿り着く。前には12〜13人ほどの人種が居る。


?……何か違和感を感じるな。と探索魔法を使ってみると、


「なるほどな」


と思わず口に出る。すごい技術だ。と考えていると


「ようこそ、シャンバラへ」


と代表のような方が挨拶をしてくる。俺は手を出しながら


「本物のあなたたちは何処にいるのでしょうか?」


と聞くと相手は笑顔で、


「分かりますか。流石にここに辿り着く者たちですね」


と対面の男は笑顔でそう答える。すると十三人の者たちは消えて13枚のモニターとなり中に浮く。


「我々はシャンバラ評議会のメンバーです。それぞれの聖域を管理しています。この主星のメンバーもいますが忙しくここにくることは出来ませんでした」


とモニターの一つが答える。更に


「我々、シャンバラ評議会は貴方達生き別れた子孫達を歓迎します」


と告げると背後の扉が開き五体のポッドが入ってくる。


「こちらです」


と一つのポッドが告げると足元の床に線が引かれて、その通りに進んでいく。


着いた先はここに来たそれぞれの部屋となる場所だった。他にも増える場合はポッドに言えば増やしてくれるらしい。


部屋は十畳程の広さでベッドに机と椅子。他の装備はトイレにシャワーだ。とても簡素だがよく出来ている。


『マスター』


「どうしたナブ」


『シャンバラ統治AIよりコンタクトがありました』


「それで?」


『私のAIはシャンバラ初期の物より古いらしくシャンバラAIとの互換性を得るべくアップデートをしたいと申し入れがありました。どうしますか?』


「受けてくれナブ。なるべく多くの知識を得るようにしてくれ」


『了解です。マスター』


俺はシャンバラ内でも問題無くナブと更新出来ることに安堵して部屋を出ると


「コウ」


とルカに声を掛けられる。後ろにはヘルミナもいるようだ。そこにサイも合流して歩き出すと目の前に、ここに連れて来たポッドが現れる。


「こちらへどうぞ。まずは医療室で診察を行なっていただきます」


とポッドを先頭にして医療室へと入る。ここでは簡単な機材で身体を検査して最後に注射をされる。


「これは?」


と注射の内容をポッドに聞くと、


「これはナノポッドを体内に挿入しています。これは体内の管理とAIである貴方達の場合はナブとのリンクを介して体調管理や各種通信のやり取りができるようになります」


「そうなのか? ナブのアップデートは?」


「第一段階は終わっているようです」


と目の前のポッドが答えると、


『マスター』


「ナブ、調子はどうだい?」


『至って順調です。アップデートの第一段階が終わりマスター達とのデータリンクが確立されました』


「我々をモニタリング出来るわけだな」


『はい、これからのアップデートで更なるリンクが開放されますが体調や居場所の管理は出来ます』


「了解した。ルカ達ともデータのやり取りをしてくれ」


『はい、マスター』


ある程度のやり取りを終えるとポッドの先導により多くの机や椅子が並ぶ場所へと案内される。ここは食堂のようだ。


適当にお茶を頼むと運んでくれた。とりあえず椅子に座りまったりとお茶を飲む。


「何か落ち着くわね」


とヘルミナがお茶を飲んで言ってくる。


「そうだな。このお茶も俺たちが飲んでいるものと変わりないしな」


と一口飲んでヘルミナへと返す。そこに


「タキノ達もこちらにくるようよ」


とルカが楽しそうに言ってくる。

お読みいただきありがとうございます。


次の投稿は2023年5月7日(日)になります。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ