第238話 四つ目の道標の星
前回投稿の237話が重複して投稿して、気付かず修正が遅れました事をお詫びします。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。
◇四つ目の道標の星 惑星ライオス軌道上
「目標惑星の軌道上に到達しました」
「ルカさん、何か惑星からデータが送られて来ました」
「何かしら?」
「この惑星のデータです。モニターへ表示します」
「……惑星名はライオス、それに惑星のデータもあるわね」
………。
「なるほどね。基本的には地上に魔物類は存在しないと……そして争いも無い。凄いわね……武器類も殆ど存在しないと」
「ナブに呼ばれて来たが」
「コウ、これ見て」
「成程な、各地に魔力を浄化させる塔を建てて、その塔も地下からの魔力を吸い出して稼働させていると……殆どの魔導技術は生活に役立つ物か生産加工に必要なものしかないのか」
「そうよコウ、魔導コンバインとか移動用の魔導車とかね。それに家庭生活を豊かにする魔道具類も充実しているわ。魔導コンロ、魔導冷蔵庫、魔導ライト、魔導水道に処理施設も魔導化して完璧ね。あとは稼働に必要な魔力は街ごとに塔で地下から集積して各家庭に分配しているわ」
「ああ、工場から排出される有害なものも魔道具で浄化しているのか」
「本当に凄いわ」
「でも何で争いが無いんだ?」
「それわねコウ、これを見て」
「ん? 生まれて直ぐにDNA検査をして選別?」
「それで過激な分子を弾いているのよ」
「………」
「でもこれは私たちが目指しているものでは無いわね」
「そうだな。それで次に行くとこは?」
「表示します」
とオペレーターが言うと目の前のモニターへと次の行き先表示される。
「海の真ん中か」
とコウが言うと、
「それも海のど真ん中で隠蔽もされていて、誰も近づけないみたい」
「ルカ、とりあえず降りてみよう」
「了解よ、コウ」
◇道標上空
「目標上空へと到達しました」
「了解した。みんな降りるぞ」
とコウが言うと
「「「「おう(分かったわ)」」」」
とサイ、タキノ、ルカ、ヘルミナがそれぞれ答える。
「酷く小さな島だな」
とタキノが辺りを見渡すと、
「あそこかしら」
とヘルミナが指を指す。
「それっぽいな」
とサイが言うと、
「行こうか」
とコウを先頭にして歩いていくと、そこには下へと降りる階段がある。
「降りようか」
と慎重に一行は降りていく。階段を下り切ると、そのフロアには大きな扉がある。五人は目配せして頷き合うと扉へ向けて歩き出す。
「開けるぞ」
とサイが扉に手を掛けると、その扉は何もしないで開いていく。
「中は暗いはねえ」
とルカが扉の中を覗くと、
「いくよ」
とコウが部屋の中に踏み出すと明かりが点くて、目の前に祭壇が見える。すると祭壇が光だして、
《よく辿り着きました次元を越えし子孫達よ》
と声が聞こえるとコウ達は祭壇の前まで進む。
《ここが最後の道標の星となります。あなた達が辿って来た星は遠い祖先が試行錯誤した跡になり、この先にあるシャンバラの礎となりました》
少し間があり、
《これがシャンバラ星系になります》
との声で祭壇の上にシャンバラへのルートが浮かぶ。
《どうぞシャンバラへと辿り着きなさい。シャンバラは必ず、あなた達を歓迎します》
お読みいただきありがとうございます。
書籍化し発売されている神ポイ二巻ですが、皆様のお陰で重版が決まりました。ありがとうございます。
まだお手に取っていない読者様方も、どうか是非一度お手に取って、その美麗な長浜めぐみ様のイラストや加筆修正された部分などを見て読んでいただければ幸いです。
次の投稿は3月19日(日)になります。
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