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第231話 二つ目の道標の星⑥

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇王都アクリアス近郊 遺跡入口


「ここが遺跡の入口じゃ」


と爺さんが遺跡入口を指差す。


「入口には誰もいないな」


とサイが入口を見ながら言うと


「中におるじゃろ」


と爺さんが入口へと歩きながら言う。


かなり大規模な遺跡で地上にある部分は建物の土台しか残ってはいないが、地下部分へと続く入口は大きく石造りの階段が地下へと伸びている。


コウ達が遺跡内に入っていくと通路には灯りがたかれて明るい。暫く歩いていくと兵士が数名大きな扉の前を警備している。


「あそこじゃな」


と爺さんがいうとコウが頷き歩いていく。扉の前に着くと直ぐに兵士達は道を空ける。タキノが扉に手をかけて開いていくと中には一つ目の道標の星にもあったような祭壇と宙に浮かぶ石板が見える。


コウ達が祭壇に向けて歩いていくと、


「!」


爺さんが何かに阻まれて前に進めないでいる。


「むう、ここまでか」


と爺さんが呟くがコウ達は気にも留めずに祭壇に近づくと、


《ようこそ辿り着きました。次元を超えた子孫達よ。私はシャンバラ、あなた達を導くもの》


というと石板が輝いて映像が映し出される。それは次に目指すべき星の映像と座標。


「次はここに向かえば良いのか?」


とサイが言えば、


《そうです。辿っていけば全てがわかるでしょう》


「ナブ、映像は記録出来たか?」


『はい、マスター。記録出来ています』


「了解した」


とコウはナブとの通信を終えると、


「戻るか」


と全員を見渡す。それを全員が了承すると戻っていく。


「終わったのかの」


爺さんが戻ってきたコウ達に聞くと、


「そうね。終わったわ」


とヘルミナが答える。


「してお主らはどっこへ向かう」


と爺さんが聞くとサイは空を指差すと


「空か……」


と爺さんは空を見上げると、


「ワシも行くかの」


と笑顔でいうとルカが


「それは良いわね。タキノ、良い遊び相手が出来たじゃない」


と意地の悪そうな顔でいう。それをタキノは


「チッ」


と舌打ちすると先頭を面白くないという顔で歩いていく。


「爺さんは魔法を使えるのか?」


とサイが爺さんに問いかけると


「いや使えんのう」


と爺さんは答える。


「ふむ、あれだけの魔力があれば使えると思うのだがな」


とサイは何かを考えるように呟くと、


「ワシはなあの詠唱というものが煩わしくての」


と爺さんがいうと、


「うん? 爺さん、魔法に詠唱はいらないぞ」


とサイが爺さんに振り向きながらいうと、


「何だと! 詠唱はいらんのか?」


「要らないな」


とサイは当然のように答える。


「そうかそうか。それは良いことを聞いた」


と爺さんはご機嫌でコウ達の後ろを歩いていく。


「ふふ、面白くなりそうね」


とヘルミナがいうとルカが


「タキノは大変だと思うけどね」


と先頭を歩くタキノを見ながら答える。


お読みいただきありがとうございます。


次回投稿は1月29日(日)となります。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 結局、王都アクリアスの王様や宰相は、何が気になってたんだろう? 兵士も素直に遺跡に通してるし・・・
[良い点] 最初から一気に読んだけど、面白い。主人公がどんどん力を付けていき、飯テロ小説でもある。主人公天然な所も読んでて笑いたくなる。後、リアルワールドとの繋げ方も独特で良い。以前の人格と今の人格の…
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