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第227話 二つ目の道標の星②

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇アクリア王国 港町ノリア


コウ達は宿を取ると港町を散策した。


「港町にしては肉類も多いわね」


とルカは市場に並ぶ肉を見て言う。


「そうだな。他の物も豊富にあるし値段も安い」


とサイが市場に並ぶ品々見てルカに返す。


「市場にいる人々も着ているものは上質だし、何より顔が明るいわ」


とヘルミナは人々を見渡して呟く。


「ああ、この辺は戦火に巻き込まれる事もないし平和なんだろうな」


とコウがヘルミナの横に並び言う。


「そのようね」


というヘルミナの言葉は喧騒の中に消えていく。



◇アクリア王国王都


「遺跡にて異変がありました」


と男が告げると、


「うん? 何が起きている?」


と豪奢な椅子に座る男が聞き返すと、


「はっ、遺跡最奥にある祭壇が発光し始めました」


「何! それは誠か!」


「はい」


と男が頭を下げると、


「口伝は本当のことだったか? いや、まだわからんか……王都の各ギルドに通達しろ、見かけぬ者らが訪れたら王宮に連絡せよと」


「はっ」


と男は言葉を聞き部屋を出て行く。


「ふむ、口伝が確かならば、ちと厄介だのう」


と豪奢な服を着る男は椅子から立ち上がり顔を顰めながら窓の外を見る。



◇港町ノリア


『マスター』


「どうした? ナブ」


『微かなですが、シャンバラの物と思われる反応を検知しました』


「そうか、それで場所は?」


『この国の王都近郊にある遺跡の奥からです』


「王都の場所は?」


『ここから町を二つに村を三つ超えた先にあります』


「分かった」


とコウはナブとの会話を切り上げると、


「みんな聞いてくれ。ナブがシャンバラの物と思われる反応を検知した」


「ほう、それは俺らがこの星に降り立ったからか?」


とタキノが言うとルカが


「その可能性は高いわねと」


と返す。


「勿論、行くわよね」


とヘルミナがコウを見る。コウは迷わずに


「勿論だ」


といい、ナブから詳細な地図データを手に入れる。


「この地図データからいうと、ゆっくり行けば7日程度か?」


とサイが楽しそうに言い。それにタキノも、


「おう、何か楽しそうな事が起きそうだな」


と笑顔になる。はぁ〜とルカは溜め息を吐くと


「本当にアンタ達は」


と苦い顔になり、ヘルミナは


「ブレないわね」


と笑う。


「じゃ、ここに今日は泊まりで明日朝には出発だな」


とタキノは先頭に立ち宿へと歩いていく。


コウとヘルミナは顔を見合わせて苦笑するとタキノの後に続く。サイとルカもそれを見て歩き出す。 

お読みいただきありがとうございます。


今年の投稿はこれで最後となります。次回投稿は2023年1月1日(日)となります。


少しでもおもしろいと思っていただけましたら、ブクマ、評価をお願いいたします!

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