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第226話 二つ目の道標の星

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇二つ目の道標の惑星 軌道上 母船内コントロールルーム


「目標惑星軌道上へと到達しました」


とオペレーターが報告する。


モニターに映るその惑星は一つ目の道標の惑星と似たような惑星である。


「ナブ、探査ポッドからのデータは?」


とコウがナブへと問いかけると、


『はい、マスター。十分なデータは揃っています』


ナブが答える。


「そうか、では一つ目の道標の惑星と同様な条件になる大陸と国を選定してくれ」


『はい、マスター』


とナブが答えるとモニターに大陸と大陸にある王国が投影される。


そこには“惑星デルマ アクトリア大陸 アクリア王国“と表示される。


「今回も惑星名、大陸名、国名が表示されたか。ここに何かあるのは間違いないな」


とコウは表示を見ながらいう。


「う〜ん、一つ目の道標の惑星とは違う所があるわね」


と惑星のデータを見ていたルカがコウに言う。


「うん? 何処だ?」


とこうはルカを見ると、


「ここよ」


と端末を操作すると目の前のモニターが切り替わりデータが表示される。


「なるほどな。船舶が多いな。海に魔獣がいない?」


とコウはデータを見ながらルカに問う。


「そうよ、こっちのデータを見て」


とルカはモニターを増やして違うデータを表示する。


「ゼロでは無いけど極端に少ないし、いたとしても何て事ない魔獣ね」


とルカはデータを見ながら答える。


「そうか、だからこれから行く王国も海沿いにあり栄えているのだな」


と惑星にある国の分布図を見ながらコウは納得する。


「特にこれから行くアクリア王国は海軍が強く、魔導艦を多く持っていて海を制しているわね」


とモニターが切り替わり帆がなく、いくつもの魔導兵器を積んだ艦艇を映し出す。


「それなりに魔導工学が進んでいるのかしら?」


とヘルミナがモニターを見ながらルカに問うと、


「う〜ん、船に関する事は進んでいるみたいだけど、民間には恩恵はないようね」


とルカは新たなデータを確認しつつヘルミナに答える。


「後は降りて確認するしかないという事だな」


とタキノは嬉しそうにいうとコントロールルームを出ていく。その後ろをサイが苦笑しながら続き、コウもやれやれといった形で肩をすくめて後を追う。


ルカとヘルミナも顔を見わせると笑い。オペレーターに後を任せてコントロールルームを後にする。



◇アクリア王国 港町ノリア近郊 海岸


光学迷彩で隠蔽された小型艦からコウ達は海岸に降り立つ。港町方面を見ると漁船が多く見られる。


「とりあえず行くか」


と楽しそうなタキノを先頭にして歩き始める。


暫く歩くと一行は港町の入り口に到着する。特に見張りの兵士もいなく、簡単に町の中へと入っていく。


「おっ、あれは日本にあった自動車に似ているな」


とタキノはズングリとした車体の魔導車をみる。


「船の動力の応用ね」


とルカが魔導車を見てタキノに答える。


「ただ不恰好だな」


とサイは魔導車を見て感想をいうと、


「まだ動力の小型化が済んでいないようね」


とヘルミナが笑いながらサイに返す。 


コウは町の中を見渡すと、


「何かチグハグだな」


と民と一部進んだ技術の格差に首を傾げる。


「他国への情報漏洩を気にして技術が市井に降りてこないのね」


とヘルミナはコウのへと答える。


「軍事国家なのだろうな」


とコウとヘルミナの会話を聞いていうと他の四人も頷く。


「町に兵士が居ないのは自信の現れなのかな?」


とルカがいうとサイが、


「母船で見たデータだと、この港町の近くには他国は無いようだからな」


と言うと


「確かにそうね」


とルカが納得して返す。


「まずは宿をとりましょう」


とヘルミナが言うと一行は町の中へと歩き出す。


お読みいただきありがとうございます。


次の投稿は12月25日(日)になります。


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