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第225話 道標の星④とあれやこれや

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇ナルンケ王国 王都ナルカン内神殿前


コウ達は神殿地下から戻り神殿前へと到達した。そこに、


「不届者達め止まれ!」


と神殿前には槍を構えた兵士二百名と剣と盾を構える騎士二十名がコウ達の行手を阻む。タキノは気にせずに前へとと出ると殺気を撒き散らす。


怯んだ兵士は後退りするが、少し離れている騎士は、


「怯むな! 抵抗するなら排除しろ!」


と叫ぶ。タキノはニヤリとすると身体がブレる。


「シッ!」


と目にもとまらぬ速度で移動して抜剣。兵士の槍数本を叩き切る。


「ヒィィィ!」


と槍を切られた兵士は尻餅をつく。タキノは立ち止まり肩に剣を担いで辺りを見渡すと、見られた兵士たちはゴクリと唾を飲み込む。


すると何故か突然辺りが薄暗くなる。


兵士の一人が頭上を仰ぎ見ると巨大な何かが王都の上に浮いて影を落としている。


「何だあれは!」


と兵士は指を刺して注目を集めると他の兵士と騎士が一斉に上を見上げ、口を開けて見る。暫く兵士、騎士達が頭上で浮いている巨大な何かを見ていると、その巨大な何かから人型の何かを排出。こちらへと降下してくる。


その体高が数メートルある人型の何かはゆっくりと降下して兵士、騎士達の周りに着陸する。


その数6機。


兵士、騎士達はコウ達には目もくれず背を向けて大きな人型の何かに対峙する。


その間にコウ達はルカが出した結界に乗り空中へと上昇していく。


それに気がついた兵士が声を上げるが、その瞬間に大きな人型が一歩前進すると、兵士と騎士達は後退りする。


コウ達が上空で停止している母船へと入っていくと、兵士と騎士達を取り囲んでいたアーマー隊6機は母船へと帰還する。



◇王都ナルカン 神殿内


「宰相の差金であろうな」


ナルカン王は苦い顔をして神官に声をかける。


「下手を打ちましたな。これでもう彼らはここに戻りますまい」


と神官は諦めの顔する。


「そうだろうな」


とナルカン王も苦い顔して神殿の外へと目を向ける。


「それで地下の祭壇ではどうであった?」


「はい、彼ら全員結界に入ることが出来て、祭壇とその上にある石板が反応し何かを彼らに啓示したようです」


と神官は中空を見ながら答える。


「そうか、あれではそれが何だったかは聞けぬの。だが宰相はこれで追い詰めることが出来る。もし彼らがその気なら王国は滅亡していただろうからな」


とナルカン王は神殿を出ると上空を仰ぎ見て、段々と小さくなっていく巨大な何かを眩しそうに見る。




◇魔導国 首都エリオン


「俺は来週からトルドア王国にあるリンドルンガへ行くぞ」


とドルガンは腕を組んで目の前に座る主任研究員のロランへと告げる。ロランは頭を掻きながら、


「トルドア王国とは国交が樹立されたばかりですが、よくトルドア王国行きのチケットを手に入れることができましたね」


とドルガンに尋ねると、


「ああ、その事か……それはなコウの名前を出したらすぐに許可が降りた」


「……ではコウさんはトルドア王国では有名人なのですか?」


とロランはドラガンに尋ねると、


「ああ、ここに飛んでくる飛空艇もコウが作った物だそうだ」


「な、なんと! あの飛空挺をですか?」


「そうだ、それでリンドルンガにはコウから飛空挺などの技術を受け注いだ者達がいるらしい」


「そうですか。それは私もリンドルンガへ行く事を検討しなくてはいけませんね」


とロランは頭を悩ます。




◇惑星アイア 日本


「磯山、こっちだ」


逸見は店内に入って来た磯山を手招きする。そこに店員が来て予め予約がされている個室へと案内される。


個室の席に座ると店員はテーブルにビルトインされている焼肉コンロに手際良く火を点ける。逸見は出て行こうする店員に生中を二つ注文する。


「それでなんで今回は呼んだんだ」


と磯山はめんどくさそうに逸見に問いかける。


「あ〜、あのな…」


と何か言いかけた所で生中が届き、適当に注文をする。


「それで何だ?」


と乾杯をした後に生中を一口飲んで磯山は再度、逸見へと問いかける。


「ああ、あれだ……婚約した」


と逸見は照れたように生中をゴクゴクと飲む。


「はぁ? こんな時にか?」


磯山は呆れた声を出して逸見を見るが、


「ああ、運命の出会いだ」


と逸見は真剣な表情でいうと、そこに注文した上カルビ、上ハラミやオイキムチなどが届く。ふうと磯山は息を吐き出して届いた上カルビを網の上に乗せるとジュ〜という音がする。


その音を聞きながら二人に沈黙が流れる。


「で、相手は誰だ? 俺の知っている奴か?」


磯山は諦めたように聞くと、


「そ、それなんだがな……ドワーフの女の子だ」


「はぁ!? ドワーフ族の子だと! そういう趣味か?」


「ち、違う! たまたまコウくんの所からアーマー類の整備や運用指導の為に派遣されて来た子だ」


と逸見は慌てて話すが磯山はジト目で逸見を見るが、逸見の顔は真剣だ。


「はぁ〜、そうか逸見……実は俺もエルフの女性と付き合い出した」


「えっ! エルフの女性だと!」


と逸見は身を乗り出して磯山を問いただす。


「そ、そうだ」


「なり初めは?」


「ああ、それはなお前と同じで魔法指導にコウくんの所から派遣されてな……まぁ、世話をする内にな…」


と磯山は遠い目をする。


「そうか」


と逸見がいうと二人してため息を吐く

お読みいただきありがとうございます。


次の投稿は2022年12月18日(日)になります。


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