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第217話 行く先とあれやこれや2

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

『マスター、目標の殲滅完了しました』


「よくやったナブ」


と返すと魔将を葬り去り、地表へと降りる。


「皆、聞いてくれ」


とコウが言うと全員振り向く。


「魔族がここに攻めて来た理由だが、この湖の底に何かがあるらしい」


「そうか、確かに変だと思ったよ。こんな辺境に十二魔将と言う位だから十二人しかいない筈の魔将が四人もくるなんてな」


とサイが言うと、


「そうね、それで納得がいったわ」


とヘルミナが答える。


「じゃあ、いくか」


とタキノは楽しそうに湖へと向かう。全員が結界を纏い湖の中に入って行くと、確かに湖の底には遺跡と見られるものがあった。


「あれかしら」


とルカが言うとコウが


「あれだな」


と遺跡に近づいて行く。遺跡の上には光り輝くモノリスがあるが結界で守られている。


「結界があるわ。どうするの?」


とルカがコウを見るとコウは結界へと手を伸ばす。すると…、スルリと結界を抜ける。



《………確認しました。よく次元を超えて辿り着きました。子孫達よ》


と声が聞こえた。


全員が結界の中に入ると声は続ける。


《我はシャンバラ、この次元に辿り着き民を守るもの。そして新たに次元を超えて辿り着いた見放されし者達の子孫よ。よく試練を乗り越えました。あなた達の先祖は欠陥があり見放されましたが、あなた達はその影響が少ない。資格があるでしょう》


と声が途切れるとモノリスの前に銀河の映像が浮かぶ。


 《どうか新たな試練を乗り越えて、ここシャンバラへと辿り着く事を願っています》


と声がして、暫くすると映像も消える。


「ナブ、映像は記録できたか?」


『はい、マスター。出来ました。現在、探査ポッドより送られて来ているデータと照合中です』


「宜しく頼む」


『はい、マスター』



◇トルドア王国 リンドルンガ近郊


「マリオさん、コウの奴今頃どうしてるかな?」


荷運び用のファントムの操作をしながらマリオは答える。


「ハハハ、コウさんの事だから色々とやらかしながら楽しんでいると思いますよ」


と言うとウリルは苦笑しながら、


「確かに目に浮かびますね」


と言うと護衛をしているダリスとランガも笑いながら頷く。


一行はリンドルンガへと続く街道を軽快に走りながらリンドルンガへと荷を運ぶ。


青空の上空には気持ちよさそうにビックバードがゆっくりと舞う。



◇魔導国エリオリアン 副首都エリオラ オラル商店


「よくやってるな、レオン。でもあまり根を詰めすぎるなよ」

とレオンの叔父であるキルカンはレオンの頭を撫でながら言う。レオンは、


「うん、でも」


と言葉を詰まらせると、


「ふふ、コウさんだね」


と言うとレオンはコクリと頷く。


「ふふ、実はね。コウさんがいる国と最近国交が樹立されてね、まずは商取引とトルドア王国の王都にある学院への留学が始まるんだよ」


とキルカンが言うとレオンは顔を上げる。


「それでね、その学院へはコウさんも行っていたらしいんだ。でもすぐに卒業しちゃったみたいなんだけどな」


と言って笑う。それをレオンは不思議そうな顔で聞き入り、


「面白いだろ。コウさんが入学した事によってな改革が進んで、今では魔法の新たな理論によって教育がなされているようなんだ。なんとそのキッカケがコウさんだと言うんだよ」


と言ってキルカンはニコニコする。それを聞いたレオンは目を輝かせながら聞く。


「それでなレオン。お前が留学出来る年齢になったら行って見るかい?」


とキルカンが聞くとレオンは、


「うん!」


と大きく頷く。


「じゃあ、勉強頑張らなくちゃだな」


とキルカンはレオンの頭を撫でる。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新ありがとうございます。 楽しく読ませてもらってます。 [気になる点] 次元転移最初の惑星は、魔族が温厚だったのでは? 選ばれた人類の子孫にしては、勇者召喚した王女も含めて人間の方が質が…
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