第216話 魔将と・・・・
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。
「フフフ、先ずはお主らから血祭りにあげてやろう」
と前に出てくるがタキノは姿勢を低くして力強く踏み出すと、
「シッ!」
と抜剣。魔将を真っ二つにする。それを確認したコウ、サイ、ルカ、ヘルミナは他の魔族の制圧に散っていく。そこに、
「ほほう、やるでわないか。まぁ、やつは所詮十二魔将最弱である。だが私は十二魔将第八席の……」
と言ったところでタキノは切り伏せる。
「めんどくせぇ」
とタキノが呟くと、
「ハハハハ、成程。我らがここに配置される訳だ! だがな所詮は魔将下位の者を幾ら倒そうと上の者とはかなりの差があるものよ! 我が名はアルドナ! 十二魔将第三席! その命貰い受け……」
と言いかけた所でタキノはめんどくさそうに斬って捨てる。
「なんだ? どいつもこいつもお喋りな奴ばかりだ」
とウンザリして肩を落とす。そして魔族を制圧し終わったコウ、サイ、ルカ、ヘルミナが戻ってくる。
「おっ、なんだまた増えたのか?」
とサイは転がる魔将の死体を見てタキノに問いかける。
「ああ」
とタキノは不機嫌そうに答える。
「ふふ、変な奴らだったのね」
とヘルミナは笑う。更にタキノは不機嫌そうに肩を怒らせる。
すると、
『ルカさん、こちら母船です』
と通信が入る。
「何? どうしたの?」
『えっと、現在ですがルカさん達がいる大陸の各地にスタンピードを確認しました。対処しますか?』
「そうね。……小型艦にアーマーを搭載して各地に派遣してくれる? 優先順位は任せるわ」
『はい、了承しました。あっ、あとそちらにも最大規模の魔獣が向かっています。こちらで対処しますか?』
「そうね。少し待ってもらえるかしら、連絡するわ」
『はい、わかりました』
「コウ!」
「どうした?」
とコウは振り返る。
「この大陸各地でスタンピードが起きていてアーマー隊に対処させているわ。そしてこちらにも魔獣の群れが向かっているみたい」
「分かった。確認してみるか」
とコウが言うと全員で都市の外に出ていく。
都市の外に出ると見晴らしの良い丘の上で魔獣の群れが向かってくる方向を見ると確かに大量の土煙が上がっている。
「あれか」
とサイは目を細めながら確認する。暫くするとその魔獣の群れは丘から五百m手前で停止する。これはどう見ても誰かに操られているようだ。そこに……上空から、
「怯えてひれ伏せ! ニンゲン共! 我は魔王様麾下である十二魔将第2席! アルザイルであるぞ!」
と魔将が空中で吠える。
「母船聞こえる?」
とルカが問いかけると、
『はい、ルカさん聞こえます』
「この近くの魔獣の群れなんだけど母船で対処お願いできるかしら?」
『はい、問題ありません』
「じゃあ、任せるわ」
『はい、了承しました』
と話した二分後に上空から火の槍が魔獣へと降り注ぐ。
「何だ! 何が起きている!」
と魔将は慌てふためくが一分も経たないうちに魔獣の群れは消え去る。そしてコウが結界の足場を蹴りながら魔将の元に近づくと結界で拘束。
「な! 何をするか! 離せ!」
と魔将は騒ぐがコウは構わず魔将の額を掴むと闇魔法で記憶を読み取って行く。
「ナブ!」
『はい、マスター』
「魔族の記憶は読み取れたか」
『はい、確認できました』
「それが黒幕がいる位置だ母船で対処してくれ」
『はい、マスター』
◇軌道上 母船内
「ナブ様よりデータを受け取りました。これより母船は敵拠点の殲滅の為、移動を開始します。目標座標上空へ移動を開始…………目標上空へ到達しました。高魔力生命反応を確認。これより殲滅を開始します」
「目標へ艦首を向けます。スラスターにて姿勢制御開始……目標へ艦首向きました」
「次元アンカー射出!」
「次元アンカー射出確認! 固定されました!」
「船首上下左右に展開……展開しました」
船首が上下左右に開き展開されて大型魔導砲が現れる。
「魔力充填開始します。…10%……20%……30%」
艦首前方に魔法陣が五重に展開されて艦首に魔力が収束されて行き、キューンと魔力が充填されて行く音が艦内に鳴り響く。
「40%……50%……充填率60%……70%……80%……90%……100%超えます! ……120%……まもなく臨界点です! ……140%…150%! 臨界点到達! いつでもいけます!」
「収束率変更95%。耐ショック! 耐閃光防御! 発射!」
「発射します!」
と言う言葉と共に母船の艦首から光が迸り、光の束が魔法陣を一つ二つと抜けて行く度にエネルギーが増幅されて行く!
ズガガガーン! ドーン!
その光の奔流は目標周辺を焼き払い地表に穴を穿つ。その範囲は直径二㎞に及ぶ。
「目標周辺に生物反応及び高魔力反応ありません。殲滅完了しました」
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