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第215話 釣りと……

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。

◇湖都市カネルア 城壁外湖畔


「三尾目が釣れたわ」


とヘルミナは自分の魔導クーラーボックスに釣ったばかりの三尾目を入れる。その声を聞いたサイとタキノは、自分の何も入っていない魔導クーラーボックスを確認して溜め息を吐く。


「こっちも釣れたぞ」


と嬉しそうな声が聞こえる。コウはこれで二尾目である。結局の釣果はヘルミナの五尾がトップで、その後に三尾のコウ、一尾のサイ、タキノの順となった。


船から降りた四人はルカが待つ湖畔に辿り着くと釣った魚を渡す。


「ヘルミナが釣った、これが一番大きいわね」


と魚を掲げると捌き始める。捌いた切り身に串を刺して、塩を振り魔導バーベーキューコンロで焼いていく。


その横にも、もう一台魔導バーベーキューコンロがあり、その上には鉄板が載っている。


「焼けるまで待っててね。こっちのコンロで焼きそばも作るわ」


とルカは魚の焼き加減を気にしつつ、焼きそばの準備をしていく。暫くすると魚の焼けている良い匂いが漂い、待っている四人は唾を飲み込む。すると横のコンロではソースが投入されてソースが焼ける、これまた美味しそうな匂いがして待っている四人の胃を刺激する。


「はい。出来たわよ」


焼けた魚が皿に盛られて用意されたテーブルに置かれると四人は無心になって食べ始める。皮はパリッとして身はジューシーな魚を食べたタキノは


「なんだこれ美味えな!」


と笑顔で言うとコウも、


「これは間違いない」


と言い。ヘルミナとサイも笑顔で頷く。それを見ていたルカは笑顔で


「まだまだあるからね」


と出来た焼きそばもテーブルに置いていく。魚を食べ切ったタキノは早速焼きそばを食べ始めて口の周りをソースで汚しながら


「やっぱりバーベキューと言ったら焼きそばだよな」


と言うとルカは嬉しそうにテーブルに人数分の冷えたビールを置いていく。そのビールをタキノは詰まらせそうになった喉に流し込むと、


「たまらねえ!」


と空を向いて叫ぶ。各人もビールを飲んで喉を潤して次々に焼けてくる魚を堪能する。暫くして食べ尽くしてお腹を腫らして湖畔の草原に寝転んで食後の余韻を堪能する。


「この後どうする?」


とルカが聞けばヘルミナが


「都市内を散策して今日は良さそうな宿で1泊で良いんじゃない?」


と言うと全員から了承が得られる。



◇魔王城  


「魔王様、各地の準備が整いました」


と魔王の前で魔族の男が傅く。


「やっとか、では全軍に侵攻を開始させろ」


「はっ!」


と魔族の男は一礼して部屋を出ていく」


魔王は席を立ち窓の外を眺めながら、


「これでこの世界は我の物となる」


と呟く。



◇湖都市カルネア内


腹を摩りながらコウ達五人は都市の中の広場を歩く。


「美味かったな」


と笑顔で腹を摩りながら言うと、


「本当だな」


とサイが笑顔で返す。ヘルミナも、


「少しこの広場で休んで行こうかしら」


と広場を見る。


「そうだな少し休んで行こうか」


とコウが言うと四人が頷く。そして広場へと歩き始めると……


「きゃ〜! ま、魔族よ!」


という言葉と共に辺りが混乱し始める。すると上空から肌が緑で頭にツノを生やした物達が十名が降り立って、周りの人たちを襲い始める。


そこにもう一人、体躯が大きく豪奢な服を纏った魔族が降り立つ。


「我が名は十二魔将が一人のガルケン様だ! 人間ども覚悟しろ」


と吠える。

お読みいただきありがとうございます。


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