第212話 特級ダンジョンとヘルミナ
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称は架空で有り、実在のものとは関係ありません。
◇迷宮都市 特級ダンジョン
「コウ、私が一階層目から五十層までで、コウが五十一層からで良いかしら?」
「うん、それで良いよヘルミナ」
ヘルミナは収納から魔導弓を取り出してダンジョンを気軽に歩いていき、その後に一行が続く。次々に現れるオークとオーガの混成集団が襲ってくるがヘルミナの魔導弓による正確な射撃で魔力の矢が眉間に刺さって魔獣は倒れる。
1階層目から5層目まではオーク、オーガとその上位種が襲ってきたが、ヘルミナは冷静に魔導弓で射抜いていく。
6層目から人型では無く獣型の魔獣が出てくる。狼魔獣の上位種であるフェンリルやグリフォンといったものだ。
それらもヘルミナは問題なく処理していき、10階層目のボス部屋に笑顔で入っていく。ここで待ち受けていたのはハイオーク十体とサイクロプス五体にキメラが四体の混成だ。
これらの魔獣もヘルミナの早撃ちで、あっと言う間に討伐される。
十一階層からは人型、獣型の混成で、これも問題なく処理。二十階層目のボスはバトルサイクロプス。体高は5mで手には大型の斧を持つ。それが四体。
それも呆気なく眉間を正確に撃ち抜かれて討伐される。
二十一階層からは大型人型魔獣であるサイクロプスにトロールが複数現れるが問題無く処理される。
三十階層のボスはワイバーン十体にトロール十体とサイクロプス十体。
勿論、問題無く処理される。
三十一階層からは獣型のフェンリルにワイバーン、トロールが混成となり立体的に襲って来たが問題無く処理された。
四十階層のボスは体長が10mを越えるグレートキングタートル。まぁ、大きな亀だ。
「ギャァァァ!」
と大きな亀は咆哮すると前進を始める。そこに正確なヘルミナの魔導弓による射撃が降り注ぐ。亀の顔面や四肢に魔力の矢が突き刺さり、それを亀は嫌がり頭部と四肢を引っ込める。
が、構わずヘルミナは魔導弓で魔力の矢を撃ち込んでいく。引っ込んだと言っても蓋がされる訳ではない。その引っ込んだ先にヘルミナは容赦無く打ち込んでいくと亀は消えて魔石となった。
四十一階層からはグレートキングタートルより小さいグレートタートルとワイバーンが襲ってくるが問題無く処理される。
五十階層。ボスは地龍である。
ボス部屋に入ると地龍は咆哮、
「ギャァァァ!」
と大気を震わせて突進を開始。ヘルミナはそれを避けるが地龍はすれ違いざまに、体表に生える長さ30センチ程の棘を射出する。その数十二本。
ヘルミナはそれらを結界を張って危なげなく回避。
地龍はそれを見て悔しげに、
「ギャギャァァァ!」
と咆哮。ヘルミナは風魔法を使い地龍から距離をとる。地龍の口元に魔力が収束していくと、
ガガガガガ!
と岩の散弾のようなブレスが照射されるがヘルミナは結界を張り防御。土煙が治るとヘルミナは弓を構えて走り出し魔力の矢を連射する。
その矢が地龍の四肢に刺さり地龍は苦悶の雄叫びを上げる。
「ギギャァァ!」
矢を嫌がった地龍は再び口元に魔力を収束させていく。ブレスだ。
ガガガガガガガガガ!
一発目のブレスよりも強力なブレスが照射されてヘルミナを襲う。それも結界で防いだヘルミナは魔導弓に魔力を強力に込めていく。
射られた魔力の矢は強く光り輝き地龍の頭部へと飛翔。
地龍の眉間を貫く。
地龍の動きが止まり一拍空いた後に地龍は轟音を立てて崩れ去る。
ズダダダーン!
これで地龍は魔石となった。
宝箱と魔石を回収すると、
「なんかあれね。普通だわ」
とヘルミナはサイの肩にのる黒龍を見る。サイは苦笑しながら、
「普通で良いんじゃないか」
返す。ヘルミナは首を傾げながら
「そうかしら」
と納得いかないようだ。
「五十一階層ね」
とルカはコウを見ていうと
「ああ」
とコウは五十一階層に降りる扉を抜けていく。
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