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第19話 Dランクと魔道具

翌日はおっちゃんに頼まれた通りアサルトボアとホーンディアを狩りに行く。この2種は森の浅い場所を単独で活動していて、慎重な性格なのか冒険者パーティーが近づくと逃げると昨日貰った冊子に書いてあった。


狩る方法は罠を推奨と書いてあったが、今回は直接攻撃で何とかしてみる。まぁ、ボア系はね。上位種で慣れているからね。問題ないだろう。


鹿種は今回初めてだが前世の記憶には知り合いに狩猟に連れて行かれて鹿を猟銃で狩り、解体してジビエ料理を地元の猟友会の方達と食べた記憶がある。意外と美味かった。


まぁ、何とかなるだろう。


冊子に書いてあると思われる周辺に到着。探知探知。いるないる。


久しぶりに光学迷彩、消音、消臭を使って近づいていく。いたいた。


アサルトボアだ。


ボアの足元に落とし穴を作成。落ちる。消音の結界を上から被せて穴の中を水魔法で水で充していく。


10分経過。どうやら死んだようだ。水を魔法で消して収納へと回収。喉を切って血抜き。水魔法も使う。内臓を取り出して穴の中に捨てる。解体はギルドにやってもらおう。収納して次だ。


あまり狩られてないせいか、かなりの数がいる。ここまででアサルトボア3匹とホーンディア2匹だ。まだ昼にもなっていない。


昼食を早めに済ませて狩りを再開。帰るまでに追加でボアが2匹、ホーンディアが2匹狩れた。


合計でボア5のディア5になる。


今日の所はここまでで帰ろう。


城塞都市についてギルドへと到着。買取カウンターへと行く。


「坊主、どうだった?」


「獲れたよ。ボアが5にディアも5だ」


「おお、そうか!ここでは出すのは無理だな。裏へ回ってくれ」と言われてギルド裏へと回る。


「ここだここだ」とおっちゃん


「ここに出してくれ」


収納からボア5、ディア5を出す。


「おお、状態が良いな。血抜きも問題ねぇ。中で待っててくれ査定する」


しばらくカウンター前で待っていると、


「待たせたな。今回の査定は両方とも1頭2万リルだ。合計で20万リルになる。大銀貨2枚だな」と大きめの銀貨を渡される。これで20万か、暫くしたら価格は下がるかもしれないが良いな。


当分は続けよう。


半月もボアとディアを毎日10頭狩り続けたら10日目で値段が20万から16万に下がり半月経った今は14万リルまで下がった。それでもまだ実入は良いと思う。


何故か冒険者ランクもDランクになった。受付のメリーさん曰く、毎日こんな数を納品する冒険者はいないと言う。


結構、お金が溜まって来たので今日はお休みにする。聞いたら魔道具屋なんて店があるらしく行ってみることにした。


教えてもらった店の前に到着すると魔道具屋というのは怪しい感じの店かと思っていたら、前世の家電屋みたいに明るく整然と魔道具が並んでいる。


店内を見て回る。店員はニコニコして立っている。


魔道具の前には値段と簡単な説明が書いてある。どれもお高い。形はあまり良いとは言えない。全部に言える事だが魔法陣が剥き出しで構造もシンプルだ。


どれも魔法陣の真ん中に魔石が嵌められていて、魔法陣が魔石から魔力を取り出して機能するようだ。機能も中途半端で洗練されていない。


鑑定で分かったのは魔法陣は粘土と魔石を粉状にした物で溝に埋められて魔法陣を形成している。


書かれている記号も分かった、鑑定で紋様の機能が分かる。


何か自分で作れそうだ。


いくつかの魔道具を実演してもらった。コンロのような魔道具は火の調節が出来ないので貴族のお屋敷ではいくつかのコンロの魔道具を置いて使い分けているようだ。


水が出る水筒。生活魔法の飲水があるので使い所が限られる。他にもあったが微妙なので割愛。


聞いたら材料自体は雑貨屋でも揃えられるとか。ただ魔法陣を刻むのが難しいのと魔石粘土、魔石を粉状にして粘土に混ぜ込む配合などが難しいとか。


まぁ、この辺も鑑定で分かったのだが。


魔道具に興味が湧いたので何か本が無いか聞いてみたが、この都市にあるとしたら図書館か雑貨屋に少量あるようだ。


ありそうな雑貨屋を教えてもらい行ってみる。


雑貨屋に入ると色々なものが置いてある。奥に行くと豪華なケースがあり装丁が豪華な本が並ぶ。みんな高そうだ。


値段を聞くと最低価格は金貨1枚からとなっていた。買えない。


ふと横に目を移すと何やらワゴンの中に装丁が汚れていたり破損している本が無造作に入れられている。


聞くと本の数が多くあり状態の悪い物だと言う。一律銀貨2枚。


確認すると同じ本が2、3冊入っている。その中からいくつか手に取り中を確認すると、どこかの学校のテキストのようだ。小学生レベルから高等学校レベルの物まで様々だ。中に纏めて置いてあるものを手に取ると、それは魔道具・錬金術のテキストだった。


初級のテキストであまり厚くはない。他にも関係する本がいくつかあり、魔道具・錬金術テキスト3冊とこの国の歴史書を1冊程度のよい物を選び購入。


良い暇つぶしが買えたな明日はギルドで図書館の場所とかを聞こう。

お読みいただきありがとうございます。


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