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第12話 グリフォンはとても美味

さて15歳になった。一生この結界の中で過ごすのだろうか?勘弁してほしい。


朝食でも摂るかと家から出ると・・・・、


「えっ、グリフォン?グリフィン?」


生命の実を取って食べている。グリフォン?グリフィン?がいる。どうして入れる?すかさず鑑定。


《グリフォン(SSSSSS+)・・・・食べられる・とても美味》


えっ?食べられるの?とても美味?違うそこじゃ無い、SSSSSS+って俺は確か最高でSSS+とした筈だ。それがSSSSSS+・・・。


グリフォンがこちらに顔を向ける。ムシャムシャと生命の実を食べている。目が合った。


《人間》何か頭に言葉が響く、


「はっ、へっ・・」


《人間、聴こえてないのか?》


「え、ふ、は?」


《だからお主だ》


「お、俺ですか?」あ〜逃げたい。


《そうだ、なぜお主はここに入れる》


「こ、ここにですか?」


《そうだ、神の聖域にだ》


「え〜と長くなりますが」とグリフォンに説明・・・・すると笑われた。


《カハハハ、そうかそうか難儀であったのう》


「え、ええ、話を聞いてくれなくて」


《ああ、そいえば何千年か前に会った時も言いたい事だけ言って去っていったのう》と遠い目をする。


「会ったことがあるのですか?」


《これでも神の眷属だからな》


「神の眷属ですか?」


《そうだ神の眷属だ。他にも神の眷属は3体いる。1体はワシと同じグリフォンだ。他の2体はドラゴンだ。エンシェントドラゴンだな。エンシェントドラゴンはワシらより強いがの》


「はぁ、そうなんですね」


《聖域から出た事があるのか?》


「はい、少し」


《よく無事だったのう》


「ええ、何とか」


《北は行ったか?》


「はい、崖まで」


《その上は?》


「行っていません」


《そうか良かったのう。あの上にはベヒモスが数頭いるぞ。ワシよりは弱いがそこらにいる6本腕熊よりもかなり強いぞ》


「えっ!」


《それにの崖の上の山の雲が掛かっている上にも属性龍がウジャウジャといるの。これらもベヒモスと同等かの。雲とベヒモスの生息域の間にはワイバーンの巣が一杯あるの。ワイバーンはベヒモスの餌だがの》


ああ、鼻水が出た。崖の上に行かなくてよかたぁ。これからも勿論行かない。


《そうじゃ、ここであったのも何かの縁じゃ。この森の南の森を越えた所にある人族のいる場所の近くまで連れていってやろうか?》


「えっ!良いのですか?」


《良い良い》


ああ〜と思い出す。この我が家にも思い入れが出来たなと、


《どうしたのじゃ?》


「えっと、もうこの場所には戻れないのかと思いまして」


《うむ、お主は転移はできるか?》


「出来ますが最大でも探知範囲が限界でして」


《そうか、お主はワイバーンクラスの魔石は持っておるか?》


「はい、あります」と収納から取り出す。


《おお、それならばの、それに無魔法で自分の魔力を満たすのじゃ》


「無魔法で?」


《そうじゃ》


と言われた通りに無魔法で自分の魔力を流し込む。始めは少し抵抗が有ったが徐々に自分の魔力が侵食していき緑の魔石から無色透明な魔石となった。


《お主、筋が良いの。それを家にでも置いておくのじゃよ。それが目印となって転移がどんなに遠くても出来る筈じゃ。それにのその魔力純度なら100年は持つのう》とグリフォンは目を細める。


「そうなのですか?分かりました」と部屋の机の上に置き、転移を使って見ると確かに魔石を感じられる。


《では行くか?》


「はい」


《準備は良いのか?》


「はい、全て収納に入っています」


《そうか》と言ってグリフォンが屈むと、


「よろしくお願いします」と乗る。凄い広いし目線が高い。


《ではいくぞ》とグリフォンが羽ばたくとあっという間に上空に到達する。そこから眺める景色は正に圧巻だった。 

お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] うーん、ここまでの流れが水属性の魔法使い?に似すぎてて、なんだかなぁと思う。でも流れ以外、言葉の言い回しや魔法なんかにあんまりデジャヴを感じなかったから、あんまり不愉快感は感じなかった…
[一言] Sが並びすぎて何の凄さも感じない。 そのレベル表示的なのに何か意味あるのですか?
[一言] グリフォンはとても美味とあったので食べるのかと思ってた(笑)
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