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番外:回る世界、嗤う運命
今回は短いの番外編ですん。
まぁ5話ってことで。
光は闇に、闇は光に。
光は光に、闇は闇に。
世界は回る。
何度でも、回り続ける。
ただ世を運び、回り続ける。
何人もが絶望した。
何人もが絶命した。
そんなことに頓着などせず、ただただ、世界は回る。
これは、そんな世界の中で、あり得るはずもないハッピーエンドを目指し、運命に抗い続ける者たちの話。
1人は、運命を認め、それでも抗い。
1人は、巻き込まれ、流され続け。
1人は、自ら死地に赴き。
そして、最後の1人は、ただ「正しさ」を求めた。
いずれ、滅びの時が来る。
運命に抗う愚かしさを自覚しながら、
「彼」は、最後まで抗う。
愚かしいと笑いたくば笑え。
「彼ら」は、それを愚かしいとは認めない。
それこそが、きっと、「正しい」のだと信じる。
これは、運命に抗う者達の、愚かしくも正しい、そんな話。
結構大事な話でした。