第23話 勇者団 VS ナイトメアイレブン! 最終決戦開幕!
開戦のゴング
魔族の審判が笛を吹いた瞬間、
魔王ヴァルディアスが黒き翼を広げて跳び上がる。
そのまま魔力で生成した分身を無数に生み出し、
フィールドを覆い尽くす。
「さあ、勇者よ。お前の“視える未来”が、何の意味も無いと教えてやろう――!」
ナイトメアイレブンの猛攻
前線では、重装槍騎士型FWが突撃。
セレナとガロンが壁となって止めるが、衝撃でフィールドが裂ける。
トマトッツの爆裂魔法が火花を散らし、
ミラが風の加護で味方の機動力を増幅させる。
しかし――
「くそっ……! 数が減らない……!?」
ヴァルディアスの分身が倒しても倒しても湧いてくる。
健斗、未来視の限界
健斗の右目はすでに血が滲んでいた。
「……こんなにも……ズレる……!
数が多すぎて、一つに焦点を絞れない……!」
魔王の狂笑がフィールドに響く。
「絶望せよ! この世界の全ては私の糧となる!」
絆の誓い、再び
味方の息が切れ始める。
その時、エミリオがスタンドから叫んだ。
「健斗! お前だけが未来を見るんじゃない!!
お前たちは――勇者団だろうがッ!!」
ガロンが吠えた。
「そうだ!! お前一人で背負うな、健斗ォ!!」
セレナが双剣で敵を斬り裂きながら振り返る。
「私たちがいる! お前を信じてるんだよ!!」
覚醒する勇者団
健斗の瞳に仲間の姿が映る。
(……そうだ……
未来は俺だけが視るものじゃない――
皆の想いで、皆の目で、皆の力で!)
血を流す右目に左手を重ね、叫んだ。
「みんな……俺に力を貸せ!!
一緒に視よう、この先のゴールを!!」
新たなる必殺陣形
勇者団の身体に光が走る。
風、炎、雷、獣の咆哮、月の矢――
それぞれの魔力が健斗に集中し、
フィールド中央に渦を巻く。
健斗の足元に、聖なる光のボールが現れた。
「行くぞ魔王――これが、俺たちの――《絆のゴール》だッ!!」
決戦のカウントダウン
魔王ヴァルディアスが大口を開いて笑う。
「面白い……!
ならば最後の力を見せてみろ、転生勇者よ!!」
漆黒の雷鳴が、魔王の全身を覆い――
真の姿《魔王完全体》が咆哮を上げた。
――すべては、たった一つのゴールで決まる。
つづく




