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 また別の日、当時流行していた『アナと雪の女王』の映画を地下の部屋でホストファミリーと鑑賞した。英語のリスニングもかねて鑑賞していたけれど、夜だったのもあり途中で寝てしまったのだ。気づけば映画は終わっており、やらかしたと思ってしまった。

「ごめん、寝てたみたい」

 と言うと、ホストファミリーは「全然大丈夫だよ」と言ってくれる。それでも、みんなで映画を鑑賞している時に寝てしまうなんてという気持ちだった。ホームステイ先での恥はこれが2回目なので、呆れられていないかと不安もあったのだ。



 ホームステイ先でも恥を上塗りし、ついにお別れ会の日がやってきた。私たちは練習したダンスをお披露目する。当時流行していたAKB48の恋するフォーチュンクッキーという曲に合わせて、ダンスをした。人前で踊ることが恥ずかしかったけれど、気合いで乗り切る。

 学校でのお別れ会が終わった後はホストファミリーに見送られて、バスで高校を出発した。私は1人で座席に座っていたこともあり、密かに涙を流す。お別れするのが寂しかったのだ。しかしFacebookやInstagramで繋がっていて連絡もとれるので、これは永遠のお別れではない。私たちはバスで再びニューヨークシティーに向かっていた。

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