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国家設定 その2

・アメリカ合衆国

北アメリカ大陸の中央部に位置している超大国。

自由主義陣営の盟主であり、世界最大の経済力・軍事力を持つ。安保理の常任理事国の一つでありNATO及びAPTOといった二つの軍事同盟で主導的な役割を果たしている。

元々はイギリスの植民地であったが1776年に独立。はじめは東海岸の13州をはじまりとしたがその後戦争や買収などで領土を広げていき現在は50の州を持つ。連邦制を採用しており各州には広範な自治権が与えられており独自の軍隊や法律なども存在する「国家の集合体」


国家元首の大統領は強大な政治的権限を持ち、世界の指導者として常に世界中のマスコミから注目を集める存在である。

民主党・共和党という二大政党制が確立しておりそれ以外の政党は議会で議席を得ることはほぼない。両政党ともに包括政党であり民主党には穏健的なリベラリストから急進左派や民主社会主義者など中道左派から急進左派まで所属し、共和党も穏健保守から宗教保守、過激な民族主義勢力などが集まっており同じ党内でもしばしば対立などがおこる。

それ以外にも政治団体は存在するが連邦議会に議席を得た者は近年ほぼ出ていない。

各州の議会も概ね共和党と民主党にわけられる。


ソ連や北中国と対立していることから世界各地に軍を配備していたが、転移後は徐々にその兵力を自国に戻している。常備戦力は陸軍110万人。海軍45万人。空軍26万人。海兵隊15万人。予備役は160万人で最大動員力は300万人以上になるが、これでも本気になったソ連軍や人民解放軍には及ばない。一方で、兵器のレベルは常に世界最先端をいっており様々な新装備の研究や開発が現在でも行われている。

現実ではマリアナ諸島などを領有しているが日本が先にスペインから購入しているので西太平洋の軍事拠点はフィリピンに引き続きおいている。


転移によってやや孤立主義に世論が傾きつつあるものの、軍事侵攻をうけている中央アメリカやヨーロッパに軍を派遣している。転移後も日本との関係は継続しているがアトラスなど異世界国家への警戒心は日本などに比べると強い。

NATOには引き続き所属しているものの国内では「PTO」に軸足を移すべきという意見も出ている。




・ソビエト社会主義共和国連邦

通称「ソ連」

社会主義陣営の盟主であり、世界初の社会主義国家。

この世界では冷戦が続いており、ソ連もまた崩壊せずに現在に至るまで存続している。アメリカに次ぐ国力をもった超大国の一つであり、地球でもっとも広い国土面積を持つ。人口は約4億人で、人口の半数以上はウラル山脈以西のヨーロッパ地域に集中している。

成立時から、ヨーロッパ諸国とは対立しており、現在ではアメリカを主導とする自由主義陣営と対立している。しかし、ソ連事態も市場経済を導入するなどしており社会主義経済は事実上破綻している。2000年代までは軍事費の増大による財政悪化が深刻であり、その国力は大きく衰えていたが現在は天然資源を仮想敵国であるヨーロッパなどに輸出するなどすることで外貨を得て、それによって経済を成長させている。

転移によって、ヨーロッパやアメリカ、日本といった仮想敵国が喪失した一方で同じ社会主義国である中華人民共和国(北中国)と緊張関係となった。北中国との長い国境では軍を張り付かせて睨み合っているが、その一方でヨーロッパを監視していた部隊を異世界の大陸・マーゼス大陸へ派遣するなどしている。現在はマーゼス大陸への侵攻を優先しており、大陸南部の3割ほどを占領下においている。


世界最大規模の陸軍を有しており、常備兵力は陸軍260万人、海軍24万人、空軍30万人、空挺軍10万人、ロケット軍8万人。かつては、陸軍だけでも600万人を超える常備兵力を有していたが、軍の近代化に伴い規模を縮小している。

アメリカと並んで兵器の開発が非常に盛んであり、西側装備よりも安価であるため経済的に余裕のない東側をはじめ、途上国にも多くの兵器を輸出しているが輸出品は性能面で制限がかけられており、第二次湾岸戦争ではソ連製の兵器を多数使っていたイラク軍が西側装備主体の多国籍軍に一方的にやられたことでソ連製兵器が他国に売れなくなるという弊害も生じた。

軍事産業は現在でもソ連にとって、天然資源と並ぶ主力産業である。




・中華人民共和国

中華大陸の北部を国土としている社会主義国。

ソ連の支援を受けた中国共産党による一党独裁体制を敷いており、中国対立統一のために西側陣営である中華連邦などと対立している。建国はソ連の支援を受けていたが、現在はソ連との関係はあまり良好ではなくむしろ対立関係にある。そのため、一時的に同じソ連を敵視しているアメリカと友好的なつながりがあったが、同国が軍拡路線に舵をきってからは再度対立し、逆にソ連と対米という部分で協力していた。

歴史的に、日本とは常に対立しており、国交こそあるがその関係は常に険悪そのものであった。日本領の台湾や南西諸島を自国領と主張しており、特に近年は海軍の増強による海洋進出を強めていたことから東シナ海などで日本海軍や海上警備隊とにらみ合いを続けていた。


1975年までは、貧しい国だったが市場経済を導入してからは安価な労働力を期待され欧米資本が中華連邦と共に流れ込んだことで経済が成長。今では、その経済力を背景にして軍事産業の整備も進んでおりアメリカ・ソ連に次ぐ武器輸出国になる。国内には、レアメタルなどの天然資源も多く産出していることからそのレアメタルを背景に強気な外交を行っている。


近年は軍の近代化が進んでいるが、それでも民兵を含めて膨大な数の兵力を抱えている。軍である人民解放軍は国軍ではなく中国共産党に属しているが、実質的な国軍という扱いであり、その常備兵力は陸軍100万人、海軍20万人、空軍26万人など。予備役や民兵などを含めた総兵力は500万人以上とされている。特に、近年は海軍の整備に力をいれており5隻の空母や、イージス艦に相当する巡洋艦や駆逐艦をあわせて40隻近く整備するなど極東地域では日本に次ぐ海軍力を有し、日本やアメリカなどから警戒されていた。


転移後は、ダルネシア大陸へ軍事侵攻を行い。オーレトア共和国の東半分を植民地にしている。その後も、ダルネシアへ軍事力を背景にした圧力をかけており最終的にダルネシア全土を実質的な占領下におくことを考えている。

ソ連やインドとの関係は日々悪化しているが、共産党指導部はダルネシアのことを優先する方針で現時点でインドやソ連とことを構えるつもりはないが、基本的に中国は組織が一枚岩になることがないので、一部急進派がパキスタンをけしかけてインドと戦争をするなど勝手な行動をとるなど、最高指導部とは別の動きをしている。




・インド連邦共和国

南アジアにある世界最多の人口を抱える連邦共和制国家。

第二次世界大戦後にイギリスから独立してからは安定した民主主義政権が続いている。15億を超える人口を抱えており、高い経済成長率を現在も続けている。アジアを代表する大国の一つであり国連安保理の常任理事国に日本と共に名を連ねている。

東側・西側陣営に属さない「第三世界」に属し、その中心的な役割を持つが両陣営から距離を置いているわけではなく、ソ連ともアメリカとも良好な外交関係を持つ。独立には日本の支援もあったことから、多くのアジア諸国と同じように親日的な国である。


宗教及び国境問題を隣国のパキスタンと。国境問題を中華人民共和国と抱えており両国との間では過去数度にわたって紛争が発生している。特にパキスタンとの間ではカシミール問題や、やはり宗教問題によりその関係は非常に悪く各開発競争を起こすほど。国力に関してはインドが圧倒しているが、逆にパキスタンが中国との関係を強化することでインドは常に二正面からの脅威に備えなければならない状態になっている。

15億の人口を抱えていることから世界でも屈指の兵力を持つアジアを代表する軍事大国である。近年は、経済成長が著しいことからそれを資金源にし、装備の近代化や国産化を行っている。様々な国から兵器を購入していることから使っている兵器の数は非常に多彩である。一方、異なる国から多くの武器を購入していることから熟練度向上に問題を抱えている。


転移後はパキスタンによる侵攻を受けるが、それを返り討ちにし逆にパキスタンに親インド政権を築くことに成功している。ただ、イスラム系武装組織によるテロが相次いでいるため安心できる状況ではない。

異世界の国「ルクストール連邦」と友好的な接触をするなど、ユーラシアの中ではまともに異世界の国と交流している。





・カナダ連邦

北アメリカ大陸北部にある連邦立憲君主制国家。英連邦王国の一つ。

北アメリカではアメリカに次ぐ国力を持ち、ソ連に次ぐ地球第二位の国土を持つが、大部分が北極圏に入っていることから国土の開発は行われておらず国民の大多数はアメリカとの国境地帯に居住しており、人口も7000万人ほどしかいない。

旧イギリス植民地であるが、1900年に自治領を獲得。1946年に正式に独立国となった。NATO加盟国であり、旧宗主国であるイギリスの他に同様にイギリスの植民地から独立した隣国のアメリカと密接な関係を持っている。

全域が旧イギリス植民地ではなく、ケベック州はフランス植民地でありフランス語圏である。そのため、古くからケベック州は分離独立の動きを続けているが現在は連邦制による広範な自治権が認められていることからカナダ連邦にとどまっている。州の数は10個。更に準州が3個ある。

リベラルと保守が正面からぶつかりあっているアメリカと違って比較的進歩的な民族性を持つ国である。


NATO加盟国であり、更に隣国がアメリカということからカナダの軍事力は国力相応のものである。約8万人の常備兵力を持っており、NATO諸国や太平洋を挟んだ対岸の日本などとも軍事協力をしている。転移後も、NATOには加盟し続けているが同時にPTOにも加盟している。


転移によって全域が北極圏を抜けたが引き続き旧北極圏であった北部は開発に不向きなほどに寒冷である。ただ、旧北極海にあたる海域は流氷などがないためアメリカ東海岸やヨーロッパ方面へ向かう太平洋地域からの重要な航路になったため、港湾施設の増強などを計画している模様。




・パキスタン

南アジアにある共和制国家。

3億人の人口を抱えるイスラム教徒が多数派の国。かつてはインドの一部としてイギリス植民地であったが、第二次世界大戦後にインドから分離する形で独立する。インドとの関係は悪く、過去4度にわたってカシミール地方などを巡って全面戦争を戦っているが国力でいえばインドに圧倒的に負けているため同じくインドと対立している中国と協力することでインドに対峙しようとしている。アメリカとも同盟関係にあったが、近年はアメリカがインドに軸足を移していることからその関係性は疎遠になっている。

民主主義国家だが、政治に対しての軍の影響力が強いため度々軍事クーデターがおきている。また、イスラム教武装組織によるテロ事件が多く起きたり政情不安だったりと隣国インドに比べると体制面は弱い。

転移後。軍や政府の一部が暴走しインドに軍事侵攻したが、返り討ちにあっている(中国には見捨てられた)




・イラン共和国

中東にある共和制国家。

現実世界と異なりイスラム共和制にはなっていない。トルコと同じく中東ながら世俗的な共和制国家となっており、日本と非常に強い結びつきを持つ。そのため現実以上に経済が発展しており治安も安定している。

ただ、近隣の中東諸国との関係はそれほど良くはない。また、イスラエルとも敵対関係にはないものの距離が近いわけではない。

豊富な石油資源を持っていることから経済面は良好であり、日本から多くの武器を購入しているため中東屈指の軍事力を持つ。隣国のイラクとは関係が悪く更にパキスタンやソ連とも緊張状態にあるなど周囲に味方が少ないもののその軍事力や周辺諸国も他国と問題を抱えていることから戦争は起きていない。

ただ、1980年代は隣国のイラクが攻め込んできて5年以上も戦争をする羽目になった。

共和制にある前は親日的な君主制国家だったが、共和制になってからはアメリカよりも日本との結びつきを強めている。ただ、近年はアメリカとの関係も接近している。

転移によって主な取引先の日本が離れたことで少し焦っている。また、中東地域が戦争一色になりそうなのでどうしようかと頭を抱えている。



・イスラエル

西アジアにある共和制国家。

ユダヤ人国家として1949年に独立するが、その後すぐに周辺諸国との戦争になりなんとかこれを撃退し独立する。以後、周辺のアラブ諸国との間では幾度にわたる戦争を続ける。

戦争原因はイギリスの三枚舌外交によるもの。独立してから周囲すべてが敵国という状態だったことから国家として生存するために軍事力の増強に乗り出し、今では中東で最も練度の高い軍を有する軍事国家となる。もちろん兵役義務があり男女関係なく徴兵されるが、一方で産油国ではないにもかかわらず安定した経済力をもっている。

国内に大規模なユダヤコミュニティを持つアメリカが最大の支援者であり、兵器もアメリカ製のものがおおいが、国内開発にも積極的で製造された武器は世界各国に売っている。

いわゆる、パレスチアと呼ばれている地域の6割を国土にしているが、人口はパレスチナよりも少ない。入植地を着実にパレスチナ側に増やしているため常に戦闘の火種になっている。

現実世界ほどに強硬派は台頭しておらず、進歩派を主体としているのでパレスチナとの関係安定化には積極的だが、それを認めない右派民兵組織が勝手に暴れて、それにイスラム過激派が反応して戦闘になるので全然関係が進展しないことに頭を悩ませている。




・パレスチナ

西アジアにある共和制国家。

国連の介入によって出来た国であり、パレスチナ地域の4割を国土としている。イスラム国家であり周辺のイスラム国家の支援を受けており、日本などから国家として認められているがイスラエルと関係の深いアメリカは国家として認めていない。イスラエルとは常に対立していたが、現在では一定程度距離をおくことで国家同士の戦闘が起きないようにしている。

ただし、国民の対イスラエル感情は最悪といっていいほどに悪く、国内には多くの過激派がいるためそれらの武装組織とイスラエルの戦闘によって国土が荒廃するという問題を抱えている。

ただし、現実世界ほどの混沌領域ではなく一応、イスラエルとは外交関係を結んでいる。



・イラク共和国

西アジアにある共和制国家。

かつては中東最大級の軍事力をもった軍事大国だったが、1980年代にイランとの戦争や、更に戦後は石油取引価格を巡る対立によって1990年に隣国のクウェートに侵攻したことでアメリカなどの逆鱗に触れる形で多国籍軍に攻め込まれてその軍事力を大きく縮小した。

ただ、湾岸戦争後も独裁体制は継続していたが、それも2000年代に入り核兵器疑惑からのアメリカの軍事侵攻となり独裁政権は崩壊する。その後は、多国籍軍による占領下におかれ5年ほどで新体制が発足するが、その後も武装勢力の蜂起などもあって国内は混乱している。

近年は再度イスラム過激派が政権を握っており、近隣諸国(特にイラン)との関係が悪化している。




・トルコ共和国

西アジアにある共和制国家。

アジアとヨーロッパの結節点であるアナトリア半島にある。かつては中東地域や一部東欧を支配した「オスマン帝国」であったが、第一次世界大戦の敗戦とその後の革命によって崩壊。世俗的な共和制国家となる。

イスラム教徒が多数暮らすが、イスラム法などは制定されていない。軍部が度々政治に関与しているがそれによって世俗的な共和制政治が維持されている。近年はイスラム政党の躍進が目立つ。

NATO加盟国でありEUへの加盟を目指すなど、ヨーロッパ入りを狙っていたがそれも転移によって物理的に叶わなくなった。西アジアの国としてはイスラエルと比較的良好な関係であり、同じ世俗派のイランとも関係は良好。

中東の混乱においてはイランと共になんとか戦争の拡大を防ごうと奔走しているが中々うまくいっていない。




・メキシコ連邦共和国

北アメリカ大陸にある連邦共和制国家。

北アメリカではアメリカに次ぐ人口を有する国。地政学的には北アメリカにも中央アメリカにもどちらにも含まれるが、中米諸国に比べると国力は幾つも抜けているためアメリカやカナダと共に北米に含まれる事が多い。

旧スペインの植民地であるため、スペイン語が主要言語。

石油や天然ガスといった天然資源に恵まれており、近年は高い経済成長率を誇る新興の経済国として注目されている。

ただ。貧富の差は激しく、アメリカにやってくる多くの不法移民がこの国を中継地としているためアメリカとはそれを巡って少しギクシャクしている。基本的にアメリカとの関係は良好だが、カリフォルニアなどをアメリカに奪われたことがあるため反米感情が根強い地域もある。




・サウジアラビア王国

アラビア半島にある絶対君主制国家。

アラビア半島最大の国土を持つ王国であり、世界有数の産油国。

イスラム教の聖地を抱えており、中東の盟主を自認する。イスラエルとの関係で反米国家が多い中東の中では例外的にアメリカと深い関係があり、それによってイスラエルともある程度交流はある。豊富な石油資源を背景としたオイルマネーで潤っており、その豊富な資金力を背景に海外の投資にも力をいれていたが転移によって状況が悪くなっている。

中東の盟主を自認しているものの、近年は過激派勢力が幅を利かせるようになったのでその対処にも頭を悩ませている。

また、絶対君主制やイスラム法よる人権侵害などをヨーロッパからは批判されており、近年はその批判をかわすための改革を進めているが、こちらもあまりうまくいっているとはいえない。



・中央アメリカ諸国

メキシコから南の国々。アメリカの影響力が強い「アメリカの裏庭」だが、アメリカの露骨な介入を嫌う者は多いし、政治的にも不安定な国が多い。

経済も落ち込んでおり、安定した仕事を目指してアメリカに不法入国する国民が後を絶たない。

転移後はフィデス人民共和国による軍事侵攻を受け、国として崩壊している。

国民の大半はアメリカに難民として逃れていて、その大半は戦争後もアメリカでの生活を求めている。



・中東諸国

サウジアラビアなどと共に産油国が多いが、産油国ではない国もある。

大半の国がイスラム国家である。産油国と非産油国の経済格差は大きく、また政情が安定していない国も多い。ほとんどの国がイスラエルを認めておらず、同国と敵対的だがアメリカと関係の深い国などはイスラエルと外交関係を持つなど同じ中東という枠組みでもアメリカとの関係によってイスラエルとの対応には温度差がある。

転移によって主要な石油取引国(日本やアメリカにヨーロッパなど)と離れたことから今後の身の振り方をどうするかで悩む国が多い。





・フィデス人民共和国

北米大陸の南に出現したフィロア大陸の大部分を占める全体主義・軍国主義国家。

アトラスなどと同じ「アーク」から転移してきた国であり、転移前はアトラスと領土問題を抱え何度も衝突していた。元々はフィロア大陸内にある小国だったが半世紀前から領土拡張を続け多くの国を勢力下におき、30年ほど前に現在の国土になる。

軍部から派生した勢力が政治の実権を握る独裁国家であり民主化の動きなどは秘密警察によって処理されている。アトラスとの対立は同国領のフローリアス諸島が天然資源の宝庫であり、フィデスがそれに目をつけたため。

しかし、陸軍は強力だが海軍はそれほどの規模ではなかったことでアトラスの前に敗北を重ねた。近年は海軍の増強によって再度、フローリアス諸島を狙っていたがその最中に転移となった。

現在は、中央アメリカに軍事侵攻しており南部3国を占領したが、アメリカを主体とした連合軍の反撃を受け劣勢にたたされている。

国家元首は「総統」を名乗っており、現総統はアメリカへの憎悪をつのらせているという。




・オーレトア共和国

ユーラシア大陸の南にあるダストリア大陸の北部にある国。

ダストリア大陸はオーストラリアの7割ほどの大きさをもった大陸としては比較的小さい。オーレトアはその中で最大の国だったが、中国の軍事侵攻を受けたことで国の東半分を中国に割譲している。

国内には反中国を掲げる勢力の活動が活発になりつつある。

ちなみに、現政権は中国の傀儡である。



・ダストリア大陸

ユーラシア大陸の南にある小さな大陸。

オーレトア共和国と他2国があるが、中国による軍事侵攻を受けその影響下に置かれている。天然資源などが豊富だが農業に不向きな土地が多く食料は他の大陸からの輸入に頼っていた。





・マーゼス大陸

ユーラシア大陸北部にある大陸。

マルシア連邦とその保護下にある無数の小国がある。技術力は1980年代なかば程度で、ノルキア帝国などと同じ世界からこの世界にやってきた。

大陸の大きさはユーラシア大陸の半分ほど。現在、南部がソ連によって軍事侵攻を受けている。

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