ぷろろーぐ 「ゲーム貰ったのでログインします。」
━前向…じゃなくて前書━
本日もこのような小説をご覧頂き感謝申し上げます。
本作品は、TSしたとある少女が最新VRMMORPGをプレイしていくほのぼの?な小説です。流血表現/ゴア表現/シリアス回は恐らく作りませんが、作る場合にはキーワードを追加しとくのでよろしくお願いします。
あとTSロリって良いよね
突発性性転換症候群━━通称“TS症候群”。
私はその病を患い、男だった頃の記憶を失っている。
この病の完治は愚か、薬の開発も難航し、治療法は皆無とされている。
時は遡り、約2ヶ月前。私の“原型”、稲村昭一は、唐突な頭痛により救急搬送された。
彼は良い人だった…と、アパートの大家は話した。
そんな大家が、突如として私の部屋に入ってきた。
「入りますよ、イヴさん。」
…名乗るのが遅れたわね、私は“イヴ シャーネ”。身長と体重は…秘密よ。聞くんじゃないわよ…
…小さい、とだけ言っておくわ…
「…私の部屋に突然入ってくるの止めてくれない?」
「私は大家だからね。しかも、私はキミにとある“贈り物”をしに来たんだから。」
「あら、それは嬉しいわ。で、その中身は何なのかしら?」
私は尋ねる。決して興味津々なワケではない…ない。はず…
「最近発表された“エヴォルツィオーネ オンライン”のソフトとこれまた最近発表された“クレステッド ステージア”本体さ」
株式会社SOMYAと、スプラッシュデジタル、通称“SDI”が共同開発した、最新のゲーム“エヴォルツィオーネ オンライン”。
次世代型VRオープンワールドアクションRPGである。
体験版をプレイした者のブログ曰く、
「これはスゴい。マジスゴい。やんないと分かんない。」
…と語彙力の敗北した感想が書かれていた。
「…なんでそんなもの持ってんのよ…」
SOMYAが開発したVR機器、“クレステッド ステージア”。独自のノウハウを惜しげもなく注ぎ込んだ結果、定価10万円を超えた幻の据置型ゲーム機。
「言っただろ、私は大家だ。家賃収入に比べりゃ屁でもねぇ」
…ややムカつくが、先ず何故持ってきたのかと言う好奇心には勝らなかった。
「で、なんで持ってきたのよ。」
「いやぁ、ウチの娘が色々お世話になってね、お礼だよ。」
「あぁ、私の原型の彼ね。…でも、なんで私に?」
「元は彼なんだから、生まれ変わりのキミに渡すのが妥当だと思ってね。…それに、一つして貰いたいコトもあるし。」
「何よ、そのやって貰いたいコトって…」
「動画配信をして欲しいんだ」
「…はあぁ!?何言ってるのよ!」
前作から圧倒的に進化した点、それは“充実した配信メニュー”である。このゲームの配信者は多く、日本国内だけで100万をも超えると言われている。
「この身体で配信なんて出来るわけ無いじゃない!」
「ま、そーゆーコトで、よろしく~」
「ねぇ!ちょっと!ねえ!ねえってば!!…行っちゃったわ…」
そして現在に至る。大家は時々顔を表しては、未だプレイしていない私を見てがっかりしている。
…ただ、私ももうそろそろやってみたい気持ちが強くなってきた。
「ええい、もうなんでも良いわ…」
後は野となれ山となれ。藪蛇だろうと関係無い。私はクレステッド ステージアを起動した。
HDDの読取音と起動音が部屋に鳴る。
画面にはこう表示された。
「CSボタンを押して下さい」
「あら、まだ押してなかったのね。」
エヴォルツィオーネ オンラインのディスクを挿入し、起動する。
このゲームは、前述した通り、SOMYAとSDIの共同開発の賜物。
前作よりも圧倒的に進化した配信システム、4Kに対応した綺麗なグラフィック、それでありながら常に60FPSを保てる本体。神ゲーの一言に尽きるのは言うまでもなかった。
ゴーグルと左右にスティックを装備し、準備は万端。
「はじめまして。エヴォルツィオーネ オンラインへようこそ。こちらはエヴォルツィオーネ アソシエーションです。」
「まずはお名前を教えて頂けますか?」
なんかこう…グラン◯ーリスモみたいな案内だな…と言う気持ちをおいておき、キャラクタークリエーションに入る。
先ずは名前の工程だ。ここは本名で良いだろう。
「“イヴ シャーネ”さん、“イヴ”さんで宜しいですか?OKの場合は◯ボタンを、やり直す場合は△、もしくは✕ボタンを押して下さい。」
名前に間違いが無いことを確認し、◯ボタンを押す。
「続いて、キャラクタークリエーションです。種族、外見、所持スキル、職業、武器を選択して下さい。」
種族は10種類と+3種のシークレットがある。シークレット出現はランダムモードのみ。
ここは自分の姿に似せておく事にする。愛着が沸くかも知れなくもなくもなくもないためだ。
武器は剣と格闘したが、結果は大鎌にした。悪魔っぽいし良いでしょ。
種族はシークレットの“下級悪魔”が出てきた。
下級悪魔の固定スキルは“召還”。職業も自動決定で“召還術士”だ。召還カードを消費し、サーヴァントを召還させる。詠唱の必要ない魔法と違い、こちらは魔術なので詠唱が必要。廚二病じゃないのに…
その他任意選択スキルは以下の通り。
“ザリア”
一定時間無敵になり、攻撃力が2倍になる。
“飛行”
なんか浮く。うん。分かんない。
しっぽや角等と言った特殊パーツも選択可能で、可愛さ、カッコ良さを重視するプレイヤーにも人気らしい。
因みに私はしっぽのみ選択。先端がトランプの“スペイド”みたいな形になっているのがポイントだ。
「キャラクタークリエーションを終了します。OKの場合は◯ボタンを、やり直す場合は△、もしくは✕ボタンを押して下さい。」
即座に◯。なんだか飽きてきたのは内緒である。
「ようこそ、イヴさん。ここは砂漠地帯。ここでチュートリアルを行います。」
「ようやくチュートリアルステージね…」
「左スティックで移動、右スティックで視点移動です。先ずは視点を右に回してみましょう。」
右スティックを右に倒して視点を右に向ける。
「完了です。続いて、左に回してみましょう。」
右スティックを左に倒す。
「視点移動は完璧です。続いて、移動です。左スティックを前に倒して前進しましょう。」
「なんだか飽きてきたわね…」
その他、チュートリアルは続き、8分程度が経過。
「操作説明は以上です!お疲れ様でした!」
「はぁ…チュートリアルだけでこんな掛かるとは驚きだわ…」
「これにて全ての設定が終了しました。ログインが可能です。ログインする場合は◯ボタンを、修正する場合は□ボタンを、情報を見る場合は△ボタンを、セーブして終了する場合は✕ボタンを押して下さい。」
間違いが無いか、△ボタンで確認する。現在のステータスだ。
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氏名:イヴ シャーネ
性別:女性
種族:下級悪魔 Lv.01
職業:召還術士 Lv.01
所持スキル一覧
“召還 Lv.01” “ザリア Lv.01” “飛行 Lv.01”
称号:無し
装備一覧
武器:大鎌 (Lv.20まで耐久値無限) 召還の書
頭:無し
上半身:露出度高めなレオタード (Lv.20まで耐久値無限)
腕:無し
腰:露出度高めなスカート (Lv.20まで耐久値無限)
下半身:露出度高めなニーソ (Lv.20まで耐久値無限)
足:露出度高めなブーツ (Lv.20まで耐久値無限)
アクセサリー:無し
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いよいよ出発だ。私は◯ボタンを押して、ログインした。
━後書━
本日もこのような小説を最後までご覧頂き感謝申し上げます。
え?他作品はどうした?やだなーもー(顔面蒼白)
まぁ、そのうち…ね…
作者はコメントと評価をすると泣いて喜びます。宜しくお願い致します。
では、また次回お会いしましょう。お相手は、れもんでした。