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第4話お昼ご飯で真実発覚!無駄な作業なんてこの世にない!

もうすぐ12時になりそうだ。

みんな仕事をひと段落させ、食堂に向かう準備をしている。

俺もいいところまで急いで入力して、昼ご飯の準備をしなくては!

何故なら!食堂の場所を知らないので、迷子になるから!


無事に、キリのいいところまで終わらせることが出来て食堂に向かう人たちについて行くことが出来た。


(なになに。A定食780円 B定食1,280円 日替わり定食500円の3つしかないのか。じゃあ安いし日替わりでいいや)


①券売機で日替わり定食を選択

②お金を入れようとポケットに手を入れる

③ポケットは空っぽだった


(忘れてましたー!お金持ってませんわ!)


悲しくも膝から崩れ落ちてしまった。

そして膝を強くってしまい、あまりの痛さに涙が出てきた。そう!この涙はご飯を食べれない惨めさではなく、膝を打った痛みの涙です!


「大丈夫ですか?どうしたんですか?」


後ろから聞いたことのある声で話しかけられた。


「お金がなくて、ご飯が食べれません。」

俺は振り返りながら、正直に言った。


魔王の秘書【佐藤さん】がそこに立っていた、


「山田さんでしたかー!確かにお金を渡していませんでしたね。今日は私がお支払い致します。何を食べられますか?」


お金を渡していなかったと言うワードに、周りにいた社員全員がざわざわし始めた。

そしてこう思ったに違いない。


【こいつは秘書のヒモなんだ、、】

そして、【こいつが羨ましい!】


そんな声今の俺には聞こえないも同然!


「B定食を食べようとしてました。初出勤で奮発しようと思ってて、、」と日替わりを食べようとしていたが恥ずかしげもなく高いB定食を食べようとしていたと言える俺。


「分かりました。B定食ですね」

と佐藤さんはB定食の食券を2枚購入して、1枚渡してくれた。


「ありがとうございます。ご飯大盛りって出来ますか?」

「言ったら出来ますよ♪いっぱい食べるんですね。」

「貴方達のせいで、ご飯を24時間食べてないですからね!」とトゲのある言い方をした。


すると、佐藤さんがニコッと笑い


「確かにそうですね♪特別におかずも多めにしてもらいましょう。」


女神に見えた。この人たちのせいでこんなに苦しんでいるのに、優しくされた瞬間女神に見えてしまった!


佐藤さんと席に着き、食べ始めた。

「お仕事は慣れましたか♪」


「慣れましたか?じゃないですよ!永遠と意味のわからない数字をデータとして、入力させられてるんですよ!」


「あー♪あの仕事をしてるんですね。あれは大変ですよねー♪3日以上は入力し続けるやつで、全く意味のない作業ですもんね。ノルマは500枚ですが、今何枚入力してるんですか?」とニコッと笑いながら、さらりとえげつない事を言う佐藤さん。


「今20/100枚ですね。順調に進んでると思っ....えっ!ちょっと待って!500枚?あと5倍?そこはまだ良い!いや!良くないけど、意味の意味のない作業???」


「あっ!言っちゃいけないやつでしたね。

ごめんなさい!聞かなかったことにしてください❤️」


「ください❤️じゃねーよ!聞いちまったよ!

意味のない作業してなんの意味があるんだよ!

3日以上?1日に100枚でも5日はかかるよ!」


「1日に100枚?1日は24時間ありますよ?

24時間入力できるので、家に帰れないので3日ぐらいあれば余裕で終わるのではないでしょうか?」


(1日24時間?帰れない?確かゴブリンの田中さんも3日は帰ってないと言っていた!)


その時俺は、気がついた!

これは帰れないやつだ!そもそも会社に住んでいるから帰れないんだけども、ずっとパソコンの前にいるのは嫌だ!


そして食べ終わり、辺りを見回して気づいた!

(あんなに混んでたのに、もうほとんど誰もいない!何故だ?食べ始めてからそんなに時間が経ってないのに皆んなどこに行ったんだ?)


皆んな ご飯を素早く済ませて仕事に持って、早く帰るためにしているんだ、、


そうか!俺も早く戻って仕事しないといけない!


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

そして、意味のない作業を3日間ほとんど寝ずに終わらせることが出来た。


この仕事の意味は後々分かるのだが、今は意味のない、提出しても!見られずにデータをパソコンのゴミ箱に入れられるやつなのだ!


そんな無駄な作業を3日間ほとんど寝ずにした。

明日は初めての休みなのだ!そう!魔王城に来て初めての休みなのだ!どっかに行こう!


それはまた次のおはなし!

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