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マリオネットくん?  やっと目覚めたようだね?  操り人形の歌、それは人生を目覚めさせる歌。 わが人生瞑想録より   その9

作者: 舜風人

おい


そこの君、


君だよ


そこの君、



人間だなんて


威張って君は今生きてるようだけど



しょせん、、、宿命のとりこ?であるにすぎないのさ。


わかるかい?


だってそうだろ?


お前は生まれたくて、、、自分の意志で?生まれてきたのか?



そうじゃないだろ?



気が付けば生まれてそこにいただけだろ?



物心つけば


あれ?


父がいて


母がいて


自分はその子供で、、あったという


事後報告みたいな?


事後了解?みたいな


ことでしょ?


自分の意志なんてどこにもありませんよ。



誰かの意志?で


気が付けば生まれていただけ、、



そんなあなた任せの


自己責任じゃ全くない


あなたの存在、


だから


どう生きるとか


どう人生を送るべきか


なんて聞かれたって



本来、答えられるはずないですよ。



だって


気が付いたら


生まれていた、、


ここに生かされていたんですから、、


それを


さあどう生きる


有意義な人生とは?


人生はこう生きるんだよ



なんて言われても


困惑するだけでしょ?



まあ、、


始まりからして、、


人生とはそんな


他人任せの、、


始まりなんですよ。



そうしていざ


人生が始まってみても、


自分の想いとか


意志とか


願いとか


通ったことってありましたか?



ほとんどないですよね?



みんな


相手の思惑通りというか



世間の流れというか


自分なんて


河を流されていく小石のようなもの、、、


ただ流されるだけですよ。


そうして


流されて


流されて



流されて


ある日


ふと気が付けば


年老いた、、白髪の、、よろよろと、よろめく、、自分がいるだけですよ。



振り返ればただ



流されてきただけの



自分の人生、



それすら


もう終りかけているという


悲しい現実。



まあ



振り返れば


別に


自分の意志で


この世に産まれてきたわけでもないし、、



まあ


しょうがないか?


なんてね、


そして


ある日


病気になり医師からは


「余命、、何か月ですよ」



告げられて


その通りに死んでいく、、



それで、


ひょんな偶然から生まれてきた?


あなたの人生も


めでたく?


終了とはなる。


まあ



それでいいんでしょうけどね。



それがこの神の


操り人形パペットたる

人間の一生なんですよ。


神のパペット?


そうですあなたは神のパペットにすぎません。



どうでしょうか


あなた今までに

どこかで


俺は操られている?


みたいな、、そういう感覚に囚われたことってありませんか?


人生って夢

そしてこの私はそこで操られて踊ってるだけのパペット、、、



さあさあ、人生夢劇場の開幕だよ、



だって


そもそも、、


この世に、生まれたのも自分の意思じゃないし



こうして、今まで生かされてきたのも誰かの御意志だし?


早死にしなかったのも


別に自分の意志でもないし、



すべて


誰かまかせ?でしょ?


しいて言えば


神の御配慮、、


短命も


長寿も


すべて神の御意志?でしょ?


だって煙草毎日30本も吸って

酒も毎日浴びるほど飲んで


暴飲暴食もしても


80歳まで生きた人もいますよ、


逆に、、


煙草一本も吸わないのに、、酒も全く飲まないのに、、


23歳で肺がんで死んだ人もいますよ、


これって?


どう考えたっておかしいでしょ?


変でしょ?


ということは?


誰かがどこかで


操ってるんですよ。


大きな存在が


つまりもっと言っちまえば



神が


その御意志で?



この人は短命、


この人は長寿と


適当に割り振ってるとしか


思えないじゃないですか?





そうでしょ?



だったら?


人生とは?


かく生きるべし、


人生の正しい生き方とは?


なんて鹿爪らしく


思い煩うなんてバカですよ。


だって、


神はある日、、突然、


あなたの生命の糸をプツンと切っちまうんですから、



明日あなたは26歳で突然死んじまうまうかもしれないんですよ。


事故で?


事件で?


あるいは急性心不全で?


一寸先は闇なんですよ。



それをああだこうだと思い煩って人生、如何に生くべきか?

なんて悩み考えるなんて馬鹿ですよ。




人生を思い悩むなんて大馬鹿ですよ。


だったらいっそのこと、


思い切り明るく、


バカになって


生きたいように生きるべし、。


それしかないじゃないですか?


(まあそれも神は織り込み済み?というか操り済み?なんでしょうけどね?)



要するに


私たち


肉の子は


飲み


喰らい


歓び


哀しみ


阿鼻叫喚のこの人生劇場を


まるで


神の巨大な


掌の中で



良いように転がされて


丸められて操られて、、


そのくせ、、、、、

君も

僕も


その神の「操り糸」が見えなくって


私は自分の人生を

自分の力で、


自分の意志で


生きてるるんだ

どうだ


すごいだろ?

みたいな??


完全に錯覚しきって


その実、、、哀れなマリオネット人生を


いいように、演じさせられているだけなんでしょうね。


マリオネットくんは


自分が操られているなんて


知りもしない


『僕は自分で生きてる』

「自分の力で人生をたくましく?生きてる」


と、、、かってに信じ込んで、、


でも?



神がその操り糸を


ある日、とつぜんなんの前触れもなく


プツンと


切れば


哀れなマリオネットくんは


そこで、バタンと倒れて


それっきり、、動かなくなっちまうんですよ。



その時初めて


そのデク人形は

究極の目覚めにめざまさせられて、、



「あれ?僕はただ、操られてただけだったんだ」


「僕はパペットにすぎなかったんだ」


「なあんだ自分の力でいきてたんじゃなかったんだ」


と、、、気が付くのでしょうね。


でももう


それも後の祭りです。


手遅れです。


もう


どうしようもないのですよ。


それが人間の人生のあるがままの真実なのですから。


気がついたって



もう手遅れです。


万事休すです。


でも


それで仕方ないのです。




そうなるしかないのですからね。



それが哀れなわれわれ人間の


人生という夢劇場の


残酷な正体なのですから、、



そうなるしかないのです



仕方のないことなのです、、、、。・・。。。。


それが神の御意志なんですから、、、。


さあ


さあ


これで


操り人形の舞台は終りだよ


幕を下ろせ


もうオシマイなんだよ


このお人形さんは誰も操らないんだよ、


でも?

この動かなくなったお人形さんはどうなるの?




坊や


いいかい


それは誰にもわからないんだよ、



所詮


人間とは神の被造物です。

作られたモノです。

自分で自分を創造したわけでもありません。


そんな神の作ったパペットにはわかろうはずもない。


パペットは操られるままに、、

ある時は

喘ぎ、悲しみ、


苦しみ悶え


またある時にはおかしくもないのに

笑い

踊り狂い


バカ騒ぎするだけ、、。



私たちには

パペットにすぎない


そして、、私たちの


このガラスの目玉になんか


何一つ、


何も見えません。



そのガラスの目玉に


見えるのは



銭金や食い物、きれいな浮かれ女ばかりです。


ほかには何も見えないのです。



だから


私たちには何もわからないのです


突然の襲い掛かる、病苦や災害や、殺人などが


意味不明で

理不尽で、不条理で、決して納得いかない冤罪としか見えないのです。



いずれにしても


我ら肉の子には

パペットのガラスの目だまなんかには


神の御意志はわかりません。見えません。


そうして



今日もまた


『なぜかかる苦難が我にもたらされしや?』と、


天に向かってただ、


嘆き叫ぶだけなのです。


それが人の子の限界なのですね?


なぜ人の子がこんなにも、苦しまなければならないのか?


それだけが、つまり苦だけが、吾らの、魂の浄化の手段なのでしょうか?


神様?


そうなのですか?


もし、そうであるなら


我ら肉の子には深い真実などわかろうはずもありませんが、


神よ、御意志のままにあらせ給え。


私たち神の操り人形たちは


ただ恭しくその運命を受け入れるだけです、




ああそうだ


昔どっかで聞いた

インドの古い民謡を思い出しました


それはたしかこんな風な

歌でしたよ、、、


それはね


操り人形の歌


それは人生を目覚めさせる歌









「インドの古い操り人形の歌」







皆さん、

あやつり人形のこっけいなお芝居をごらん。

人間の過去現在未来の長い短い物語の始まりだよ。


彼は暗い母胎からおぎゃあと泣いてこの世に生まれてきたよ。

「何てことだ、またしても、生まれてしまったよ。」

霊魂はそれを知っておぎゃあと泣き続けた。


しかし、周りの人々は喜んで赤子をあやし続ける。

あかんぼは日がな一日転んでは立ちふざけてすごす。


やがて遊び仲間も出来て知識も増えて

背丈もずんずん伸びて成長する。


若者になれば相手を見つけて

愛をささやき酒と歌の日々をすごす。


操り人形を作ったのは大宇宙神。

しかし人形はそんなことトンとご存じなく

操られて喜んでいる。


このあやつり人形を突き動かすのは

肉欲と憎悪、

それに鼻面を引き回されているのにまったく御存知ない。



この操り人形は他人が苦しむとにたにた笑ってほくそ笑む。

しかし自分に苦しみが来るとこれっぽちの苦しみでももう

耐えられない。


彼は怒り叫び苛立ち駆け回る。

あるいは彼は学校に行き文字を覚え書き読み

なぜそうするのかもわからず知識を詰め込む。


あなたはこんな操り人形を見たか?

知識を詰め込んでおなかを膨らました

ねたみ深いこの人形を。

ねじくれた欲望に身を震わすこの人形を。


彼は誇らかに若々しい筋肉を見せびらかす。

だがもう、すぐそこに老いが忍び寄っているよ。


瞬くまに、彼は老いぼれてよぼよぼと町を歩く。

子供たちは「この老いぼれ爺さん」と言ってからかう。

しかしやり返す元気もなく歯の抜けた口をもぐもぐさせるばかり。


死の恐怖と自身の老耄に苛立ちおののくばかり。

ああ、あやつり人形さん、嘆いたって無駄さ。

死は誰にもいつかくるんだから。


そういうまもなく魂は肉体を抜けて

飛び立っていく、あとにはぶくぶくの腐ったからだが腐臭を放つ。


肉は腐って大地に帰り、かくしてあやつり人形の望みも灰燼に帰す。

肉親は泣き喚き葬儀の列を作る。

だがなぜ泣くのだ?愚か者よ。

操り人形がその舞台で倒れただけじゃないか?


かってこの操り人形は威張って舞台を歩き回り、

自分が大宇宙神から操られているとも知らず、

俺が俺がと、でしゃばっていたじゃないか?


あやつり人形は、この世ばかりが永遠と信じ込んでいる。

おろかな人形よ。

神が幕を下ろせばそんなちゃちな人形劇などすぐ終わってしまうのに。

そうら、もう、幕が下りたよ。

操り人形がいくら自慢してもおしまいさ。


あやつり人形さん。

お前はあちこち歩き回ったね?

もう、いいだろう?

だから、永遠の虚空の果てのダルマとカルマの道を見つけて進みなさい。


操り人形さん。

ほうら。神さまがお迎えに来たよ。

自分が本当はなんだったのか、自分はどうしたのか聞きなさい。


本で詰め込んだ知識でなにがわかったというんだい?

言葉はお前の餓えた胃袋をほんとに満たしてくれたのかい?


言葉を捨てて、本を捨てて、

魂に灯りを灯しなさい。


もう。でも、この歌もおわりさ。

この歌はあやつり人形の歌。

この歌は人を目覚めさせる。

でも悲しい歌でもある。



この歌を聴いたら、この歌を探ったら

自分自身を、

自分自身が何だったのかが

本当に、知ることができることでしょう。


これが操り人形の歌なのさ、


これが人間の真実の歌なのさ、







マリオネットの歌   終わり









あなたは生まれたいと思わなかったのに生まれてきた



あなたは生きたいと思っていないのに生かされている



あなたは病気になりたいと思わないのにある日病気になる



そしてあなたは死にたいと思わないのにある日死んでゆく。


それがあなたという操り人形パペットの一生なのさ。







お知らせ



私の作品で、、続き物、連作、シリーズものを、すべてお読みになりたい場合には、「小説家になろう」サイトのトップページにある「小説検索」の欄に、読みたい連作シリーズ作品群の「共通タイトル名」を入力して検索すれば、全作品が表示されますので、たやすくお読みになれます。


このシリーズの共通名


「わが人生瞑想録より」


を、コピーアンドペースとして検索してくださいませ。


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