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美人教官

入校して4日が過ぎた。

技能教習の第1段階の見極めを貰った私は、第2段階の路上教習に入った。


午前中に1時間、午後に2時間の学科教習を終え、初日の路上教習は午後5時から7時までの2時間だった。


晩秋を迎えようとしているここ白河市の夕暮れは早く、午後5時を回ると辺りはすっかり暗くなった。朝晩の冷え込みは厳しかったが、日中は陽射しが強く暖かさを通り越して暑いくらい。半袖姿の若者が多かった。



午後4時に


学科④


を終えた私は、次からの路上教習に幾分緊張の色を隠せなかった。

ふと、次の技能教習を行う教習生の1人が、女性教官と共に教習車に向かう姿が目に入った。

私は、


(あんなキレイな人が教官か…)


と、また映画トップガンを思い出した。


(あの若者は、マーベリックのように、あの美人教官に恋をして…)


と、くだらないことを考えていると、


「どうですか?教習の方は」


と、声をかけられた。


振り返ると、共に入学した青年の笑顔があった。


「まあ、今日から路上に出るんですが…あんま、自信が無いですよ」


と返事を返し、しばらくその青年と話をしていたが、その青年のおかげで路上教習に対する緊張感がかなり解れた。


4時50分、次の教習を受ける教習生が所定のカウンター前に集まる。

時間になると教官が次々と教官室から出てきた。


「○○さん」


「はーい」


「○○さん」


「ういっすっ!」


次々に名前が呼ばる。


「今田さん」


「はいっ」


教官の顔を見たら、美人教官ではなく(声を聞いたら男だと分かるが…)、イケメンの近藤先生の爽やかな笑顔。


いよいよ路上教習が始まろうとしていた。






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