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面談
昼休み、幸いにも早苗がやってくる前に僕の個人面談の番がきた。
進路相談室に行くと、先生が一人窓を背に腰かけていた。机を挟んで、僕も座る。
「滝、お前高校は決めてるか」
「どこも」
僕は正直に答えた。一応進学するつもりではあるが。そのことを言うと、先生も頷いた。
「お前の成績ならどこでも行けるだろう。最近多少下がり気味だけど、本番で大きな失敗さえしなければお前はどこに送り出しても大丈夫だ」
「そうですか」
やっぱり、少しは安心する。
「地元の公立笹神高校は偏差値も高いし、だいたいトップ層の子はそこへ行く希望が多い。お前もそこか? それとも東京の私立高校にでもチャレンジするか?」
「まさか。微塵も考えていません」
すると、先生は少し笑った。
「だろうな。ま、お前は無問題だよ」
こうして僕の面接はあっけなく終わった。




