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楽しみ

 僕は負け犬だ。

 勉強はできない、運動もできない。絵も、歌も、何もかもが下手だ。

 そんな自分を嫌いになれない。

 不思議だ。普通なら、劣等感に蝕まれ、孤独感に苛まれるのかもしれない。

 

「何を伝えたいのか分からないんだよな」


 昨日の上司からの一言がこびりついて剥がせない。


「根本的にデザインセンスが無いんだよ」


 センスとは根本的なものなのだから、重複表現になる。

 そんな、情けないことで慰めている時点で負けている。

  

 デザイン能力が無いことは幼少期にこれでもかと見せつけられてきた。

 上手くなりたいなんて、野心を燃やすほど子供でもない。

 上手くならなくてもいいなんて、素早く諦めるほど大人でもない。

 

 人それぞれ身の丈に合った暮らしがある。

 それが正しいのであれば、僕は生きていくことが出来るのか。

 考えるのはやめよう。

 ただ、日々を過ごすだけだ。

 今日もまた、必死に生きる。


 取っておこう。

 

 誰もが最後に待っている楽しみは。

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