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八日目
朝から冷える。
外気も、気分も。
転校初日。
都会育ちという肩書が、私の肩幅まで大きく見せた。
無意識に田舎育ちを下に見ていたのだろう。
わざとらしい方言と、クールぶった振る舞いにより完全に嫌われてしまった。
二日目。
私は昨日の自分を改め、ありのままで教室に入った。
「おはよう!」
教室に冴えない空気が流れる。
ありのままでもダメとなるともう手はない。
三日目。
熱が出る。
四日目。
また熱。
五日目。
熱は下がる。
しかし、仮病を使う。
六日目、七日目。
休日。
八日目。
久々の学校だ。
私は、勇気を出して元気よく教室に入る。
「おはよう!」
無視。
私はすぐにトイレへ向かう。
呼吸を落ち着かせようとするが、無理。
顔を洗い、保健室に向かう。
保健室で寝転がっていると、クラスメイト達が入ってきた。
布団の中で蹲る。
布団がそっとめくられ、数人の顔が覗き込んだ。
「大丈夫?さっき挨拶したとき、顔色悪かったから」
その言葉が胸に落ちる。
どうやら、私の勘違いだったらしい。
明日はちゃんと返事をしよう。




