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心理ゲーム
「瞬きが普段より多かったから、嘘ついてるだろ」
「目にゴミが入っただけだよ」
「このタイミングで?都合がいいですね」
俺は心理ゲームが嫌いだ。
心理ゲームとかこつけて支配欲を満たす奴も嫌いだ。
「はい!お前の負けだな」
伏見君とは中学からの幼馴染だ。
普段の伏見君は気さくで後輩想いで大好きだ。
しかし、心理ゲームになると大嫌いになる。
何も考えてない奴なのに、ゲームになると洞察力が格段に上がっていく。
そのギャップが怖い。
「次はババ抜きしよっか」
「ババ抜き?そんなつまらないゲームなんかやるかよ」
俺はゲームに頭を使いたくない。
ゲームは単純明快な暇つぶしのはずなのに、真剣に向き合うやつのおかげで複雑化してしまった。
正直、ルールも分かっていない。
分かることと言えば、こんな会議室でやることではないということだ。
「二回戦やるぞ」
心理ゲームの楽しさを教えてほしい。
心理ゲーム専門学校があればいいのに。
もう、こんな時間か。
「伏見君。遊びは終わりにして、先週の進捗から聞かせてもらおうか」




