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妖怪とたーくん

 テレビでやっていた「水木しげるの妖怪絵本」を見ているたーくん。水木しげるタッチの、割とおどろおどろしいタイプの絵だったが、「おもしろーい」と言って見ていた。





 ちょうど妖怪モノ?の展示が近隣で行われていることを知り、パパママたーくんの3人で行くことに。(赤ちゃんは泣いたら良くなさそうなので、じじばばに預けた)





 入り口から「がしゃどくろ」や「つるべ落とし」など、ビジュの強い妖怪が大集合のパネルが置いてあり、たーくんはビビリ模様。しかし、





パ「たーくん、こわい? だいじょうぶ?」





 と聞くと、





た「おもしろいよ」 「くるまであそぶほうが、すきかな」 「おうちにかえるみち、どこ?」





 などと答える。絶対に「怖い」とは言わないところに頑固さを感じる。入って2分でパパに抱っこをせがんで、しがみついて離れない。





パ「だいじょうぶ、パパが守るから!」





 と言うと少し安心したようで、展示物を楽しむことができた。一番怖がっていたのは「ぬりかべ」。つぶらな瞳なのに……なぜ……。





 パパに守ってもらえたのがうれしかったようで、家に帰ってじじばばに





た「パパがまもってくれたから、だいじょうぶ!」





 と笑顔で報告していた。妖怪展に行ったはずなのに、そこにいたのは天使だった。

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