きゅうりの詩
頂き物の
胡瓜を切るは
コロコロ
転がり
まな板から
逃げる胡瓜を
救出しては
また切りて
後三本
切らねばならぬと
嫌気が指して
スライサーに
切り替える
見る見る
無くなる
掴む胡瓜を
端っこだけは
口に入れ
重い響きの
咀嚼音
つまみ食いは
作り手特権
ビニール袋に
薄切り胡瓜
放り込み
漬け物液体
多めに入れて
もみもみ 揉み込み
冷蔵庫
暫くしたら
液を捨てては
白刷り胡麻で
混ぜ合わせ
味見と言うには
多い量を
食べてしまうは
いつもの事よ
胡麻の風味と
軽い食感
今日も
美味しく
出来ました
はてさて
後五本は
何にしよう
嬉し可笑しき
悩みを抱え
暫く胡瓜三昧よ
メモ:ファイ