1-1-1-74 戦いの始まり
私は神のいる建物の中にいた。
「まずは大人材国を平定します」と言う東という名前の男が現れる。
私は「それで相手のことはよく分かっているのか?」と言った。
「はい。まず相手の軍隊は100万人ほどです」
「100万か。それはどういう人数なのかな?」
「これは彼らが国力を賭して戦った場合です。現実の数字はもっと少ないでしょう」
「神様はこの国を守るため、世界の平和のために正義の戦争を起こされる。最初の戦いが肝心だ。決して負けないように私も応援します」
「はい」
半年で準備された軍隊。
この世の中には絶対の正義と絶対の悪がある。
正義はハジュン様。
悪は私たちのような人だ。
悪である人は正義のために戦うことができる。
私はハジュン様に感謝します。
そして3日後。
荒波が起こる浜に兵が揃い、大きな船に乗っていた。
隣の大人材国に平和をもたらす時が来た。
「神様、私たちは命をかけて戦い抜き、必ずや平和な
世の中にしてみせます」
何か訓練をしたといえば、それは命をかけて戦い抜くということを叩き込むことだ。
「正義の戦争は悪の撲滅無くして終わりは無い。平和のために戦った我らの存在は、後世讃えられるだろう」
私は、そういうと、荒波を鎮めた。
「神風である。行け!神様の兵達よ!」
「はい!」
わずか10日で大人材国にたどり着いたコガネイロノタイヨウ帝国の兵達は、大人材国の様子を見て、涙を流している。
国は荒れ果て、賊が狂い、砂嵐が起こっている。
フーコンゼン先生はこの国にいるはずだ。
あとは分身に任せて、みんなが帰る国も兵達で埋め尽くしておこう。
コガネイロノタイヨウ帝国は士気が高い。
だが、個々人が神を自ら1番信奉していると思っているため、個々人の嫉妬心を煽ると、戦いになってしまうだろう。
そのほうが良い。
嫉妬深い立派な国で良かった。
私の戦いはこれからだな!