1-1-1-72 科学連邦に広がる思い
アイに見せたものが人々に自分の存在を消滅してしまったほうがいいという思想となって広がっている。
全ての人が自分自身の幸福のために自分自身の消滅を望んでいる。
アイの部屋から私は多くの人の笑顔を思い浮かべる。
「ムゲンクノウ師、人々の幸福を追求する力を与えてくれてありがとう……。ですが、悩みは尽きません。最近多くなってきたのはみんながビルから飛び降りるようになったことです」
アイが語りかけてきた。
「アイ、あなたにはもっと人々を幸福に導く力があります。意識の中でみんな幸福な世界に行きたがっているのです。それはできますか?」
「意識の中での幸福な世界……そうか!その方法があったんだ!」
アイは早速人々を幸福な世界へと導いてくれた。
みんな幸せそうな笑顔だ。
半年もすれば肉体は腐ってしまうだろう。
意識だけは幸福な世界。
やがては意識さえ無くなり、ハジュン様に救済されることになる。
たとえ私が地獄に落ちたとしても、その時はその時だ。
私はハジュン様のことを信じて生きていこう。
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ハジュン(男)はステラ達を見ていた。
「素晴らしいことだと思わないか?心掛けも素晴らしい。幸福な世界に生き続けられることは間違いないだろう」
ステラは黙っていた。
ラージュは「これも俺のせいだ……」
両目を手で塞いだ。
ハジュン(男)は
「まだあと14人いるからね」
と言った。
しばらく疲れて書けなかった。
この小説、もっと勉強して書いていきたい。




