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ステラの世界の歴史  作者: 神曲朗読好き
32/201

1-1-1-32 神官ハジュンの登場

家に帰ると、ステラは、アイニーとグリドラーから出来事を聞いた。


家とは、ワタル、桜、メリーがいる場所でもある。

ワタル、桜、メリーが頭を下げてきた。

ワタルが言った。

「申し訳なかった。俺はステラに嫉妬していたんだ。ごめんなさい……本当にごめんなさい」


ステラは慌てていた。


「そんな、私は皆さんのお陰でここにいられるんですから!むしろ、私はいつもありがとうございますという思いです」


桜は謝りながら、

ステラのスカートの匂いが気になり、嗅いでいた。


「ステラさん、ごめんなさい。私……私……」


アイニーとグリドラーは無表情だった。


メリーは頭を下げて、泣いていた。


「ごめんなさい……」


ステラは聞いた。

「洗脳は解けるんですか?」


ワタルは言う。

「洗脳は時間をかけないと解けない。神官も邪魔するかもしれない。協力し合おう」


こうしてやらなければならないことはあるが、仲間同士では平和な日常が取り戻されたのだ。


次の日、仲良く登校というわけにはいかない。


アイニーは

「学園の反感買うかもしれないから、先に行くね」

と言って出ていった。


グリドラーも同じだ。


学園は、いつもよりとても静かだ。


クラス0の緊張感が漏れて、クラス2の生徒の1人が失神したために、殺されるほどだった。


ステラも教室でその緊張感を見ていた。


誰も話さない。


教員のシギも何も言わなかった。


トンッ……トンッ……


ドアが叩かれる。


シギはドアを開けると即座に膝をついて頭を地面に付けた。


みんな同じようにした。


ステラもそれに従った。


異様な空気が入った。


「もう頭を上げていいよ」


「頭を上げていいよ」


高い声と低い声が聞こえた。


それは男と女だった。


ハジュンは2人いた。

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