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1-1-1-31 ワタルの苦悩

あの時どうしていれば良かったんだろう?


さえない高校生だった俺。

何もしてないのに犯罪者のように扱われていた。理想を語ると不細工私刑という恐ろしい刑罰に処せられた。

だが、イケメンが言うと許される。いや、許されると言うより、イケメンを好物に生きる悪魔のような女が多い。それは大抵の場合、知恵と力があり、それなりに金もあるような奴らだった。


俺がこの世界に来て、神になろうと思ったら今度は小学生くらいに見える成人したロリ少女にやられるとかどうなっているんだよ。

意味が分からない。


これは異世界転生して無双する話じゃないのかよ……。

そういう創造主への愚痴はさておき……。


俺にできることって何だろう。

今更ながらそう思う。

せっかく支配しやすいように階級制度を設けた。学園もクラスで分けた。

陰で王国を操る力もあるのに、あのステラには勝てないし、元は奴隷の娘だった、よく知らない生徒に対して洗脳が効いていない。


こうなったら、俺は悪役になるしかないんだろうな……。

分かりやすいな。異世界で無双していた元陰キャがやっと得られた力で頑張っていたのに、変なキャラにぶち壊される。

もうこの世界壊しちゃっていいかな……。

でも、世界を壊してどうする……。

そもそも、無双して何がしたかったんだ?


俺はこの世界に来て何ができるんだ?


そして、ぶっ壊れたチートキャラたちに、逆に心配されてどうするんだ……。


俺、悩んでるなあ……。上手くいくといいな。

全然上手くいったことなんてなかったからな。


夢は大きかった。

総理になりたいとか、博士になりたいとか社長とか会長になりたいとかだった。

はあ……。

辛いな。また自殺しようかな。


「おやおや、弱っているね」


「誰?」


「君は私を1番よく扱っているじゃないか?」


「王様?」


「ハジュンだよ」


「ハジュン?」


「第六天の魔王とも言われている。君はこの世界を破壊したいんだろう?」


「天魔波旬!?」


「そうだ。この世界を破壊したいんだろう?」


「ああ」


「なら、私を使うが良いよ」


「俺よりも強い奴がいっぱいいるのに?」


「強いのは、信念だけだ。君の世界でもそうだったろ? 信念や理想を掲げて死んだ奴が何人いる……可哀想なことだが、この世界は、俺と一体だから。人間だって、支配し、破壊し尽くすという欲望を止められないんだ。あのステラをどうするかの決定権を君が握るしか無いだろう」


「殺すことができないなら、キスでもしようかな」


人間の愛欲に溺れさせることができるだろうか?

俺はロリコンではないが、やってみる価値はありそうだ。

動きとしては魔王というか神官のハジュンの破壊活動を俺が止めて、それを見て改心したと思ったステラを徐々に洗脳していけばいいか。

それでやってみよう。

読んでいただきありがとうございます。


ストーリーの展開についてプロットを用意しても、プロットを文章化するのに時間がかかるため、プロット作りのプロットを作らなければならなくなり、それを繰り返してしまいそうなので、やめました。


まず、売れる作品を書きたいならプロットは書いた方がいいでしょう。

ぼくが書きたいのは、1億字書けたら書きたいという願望小説です。

それが楽しいから書く人になってきたなと思います。

「ああ、文字が書いてある」とかそういう感じで読んで頂けたらと思います。

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