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ステラの世界の歴史  作者: 神曲朗読好き
18/201

1-1-1-18 アイニーの家探し

ステラは、アイニーの新しい家探しをすることにした。

湖の周りは森だ。

遠くには山が見える。

ステラの仲間は帰ってしまい、アイニーと2人きり。

それは1人の寂しさを忘れさせた。


「アイニーは静かな水気の多いところがいいの?」


「私は人に騒がれなければどこでも暮らせるよ。水の中で暮らしていたのは、お父様とお母様が、水の操り方を私に訓練させるためだったの。でも、水の操り方の訓練は終わったの。あなたを見る限り、私よりも水の操り方に長けてそうだけどね」


「そんなことないよ。私はスライムの中で何日か生きられるだけだから」


「スライムの中で生きられるの!?」


「スライムの中で」


「すごい……私すごい人と一緒にいるんだ。ステラはきっと将来世界の王になるよ」


「世界の王か〜……それはいいね。そしたら、水のことは、アイニーちゃんに任せようかな」


「本当に?」


「王になれたらね」


「王様になってね」


「期待されると困っちゃうなぁ」


「でも、お父様が言ってた。世界の王となる人より、命の恩人に付いて行きなさいって。私の恩人だから付いて行きたいの」


「ありがとう」


2人は進む。


どこに終着地があるのか?

それは分からない。


2人の進む道に魔物が現れた。

それは森の中に住む、黒熊(くろくま)という大きな肉食動物だった。


黒熊に会うと2人は身構えた。


「どうしようかな。すぐにでも殺せるんだけど」


アイニーが魔法を使おうとする。


「ウガアアアア!!!!」


黒熊は、とても動きが早く、四つん這いで走っても、すぐにステラとアイニーの元に着いた。


ステラはアイニーの魔法をとめた。


「アイニーちゃん。待って。熊さん熊さん、聞こえるかな?」


その声に黒熊は大人しくなった。


「クウウウゥ……グァァァ」


アイニーがその光景を見て、ステラを見る。

「ステラ……あなた何したの?」


「それはまたのお話で」


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