1-1-2-41 ビンサール王国の王城陥落
アジャタが指導者となっていたビンサール王国。
天空に浮かぶ大きな城塞都市が王城と言われる首都であった。
長きにわたり、ビンサール王国は世界を支配していた。
伏魔殿には、仏陀の位に立つある神官デーヴァの傀儡である過激派組織「反魔男王魔女王純心主義団」が操る大人材国人、コガネイロノタイヨウ帝国人が集まっていた。
3000年の間に増加した50万の神官たちも集まった。
「いつしか私たちの世界はビンサール王国が中心になってしまった……。悲しむべきことではないか?私たちは何者だ? 人だ! ビンサール王国が魔男王様、魔女王様を利用している権威の建物、伏魔殿を爆破することで新たな秩序を実現しよう」
伏魔殿にいる神官たちは困惑していた。
アジャタもその1人であった。
「何だ! 何が起こっているんだ。どうやって奴らは入り込んだんだ!」
伏魔殿では火事が起こっていた。
「早く奴らを焼き払え!」
そうアジャタが言った後、アジャタは捕まった。
首を斬られて、投げ捨てられた。
こうしてビンサール王国の王城が陥落してしまった。
そこには新たな王は立てられなかった。王の代わりになるものがいた。それは「ファッショ・リバティ」と言われる「反魔男王魔女王純心主義団」の代表者であった。




