第8話 創士混定(ロスト・ルージス)
翌日、道場再び。
ウォルキスが待ち受けていた
ウォルキス「さて、1日悩んだ結果を聞きましょうか」
冬夜「その前に、一つ提案しても良いでしょうか?」
ウォルキス「この期に及んでまだ何か」
喧嘩でも始まるのかと長輝達が警戒する中
冬夜が言い出す
冬夜「僕、目が見えるようになり、足も歩けるようになったんです」
長輝「おお、よかったじゃねーか」
千代「棒読みになってるよ、長輝ぅ」
那月「千代、フォローになってませんよ」
千代「最初からフォローしてないよ!」
ウォルキス「で、提案というのは」
茶番を含めた長輝達を置いておいて、ウォルキスは話を進めようとする
冬夜「新しい能力が二つ開眼しました。どちらも名前が同じで異なる効果を発揮します」
ウォルキス「新しい能力?」
冬夜は丸をペンで床に書き、そこに向けて手をかざして
冬夜「混定!」と叫んだ
すると丸く書かれた部分に穴が空いた。
那月「ちょっと・・・!」と驚きとオドオドした様子を見せた那月。
セバスも怒ろうとした時、冬夜は
ちょっと行ってくるねと言い出し、穴が空いた所へと直下
みんなが驚き、穴を覗くと何やらどこかのドラマとかで見たような宇宙みたいな柄をした物が広がっていた
少し経つと冬夜が戻ってきた、人を連れて
ウォルキスは驚きを隠せないでいた、そうウォルキスも良く知る人物だからだ
***「まさか私達が呼ばれるとは思わなかったわねぇ」
***「そうね、しかもそれぞれ時間軸異なる所から良くやるわ」
ウォルキス「神子と同じ力を用いて、呼び込むとは」
涙を流しながら発言するウォルキス。涙の意味とは。
メルサ「私はメルサ、ウォルキスがいるなんてねぇ驚きだよ」
ウライ「私はユ・ライト・ウライ、ウライと呼んでくれ」
冬夜「二人の力を借りて、地球に侵略してきた人達を撃退するっていう話、そもそも交定が無いと出来ない芸当だけど。それぞれ時間軸が異なるからね」
混定はワープポータルを作り出し、場所・時間問わずあらゆる場所・人へと干渉し連れてくる事が可能な召喚系の能力。
交定は混定で顕現した者をこちら側へ維持・つなぎ止める能力。
しかし、これらは効果を失うとつなぎ止めていた人物は元の場所へ戻され
こちら側で過ごした記憶や知識など持ち帰る事は出来ない。
ウォルキス「うわ~ん、ははうえ~」
メルサ「こら、鼻水垂らしながら近寄るな」