第7話 創士(ロスト)
ウォルキスに猶予は一日と冬夜に告げた
冬夜は恵子の能力で明と共に自宅へ行きたいと言い出す
自宅の方が落ち着くと説明した
明の支えで自室の椅子へ座った冬夜
光明質弥が使えたら、まだマシだっただろうと思った
明は冬夜にリビングにいると告げ退室する
冬夜は考えている、何か方法は無いのか。
しかしウォルキスの説明通り、死にたくない。でも転移したら家族と離れ離れ。
そう思いながらも頭を抱えもがく
頭を前へ押し出した瞬間、上にある本棚から本が落ちてきた。
冬夜「痛い・・・」
手探りで本を探し出し、拾い上げて自分の目の前に
冬夜「触っても意味ないか・・・ん?」
本を触っていると少しデコボコしてる部分があった
冬夜は、これを点字だと推測した
冬夜「何で点字・・・習ってないからわかんないや」
と言いつつ触っていたら
【創士】と読めてしまった
冬夜「(この本のタイトルだろうか)」
冬夜は本を開き1ページ目から点字で無いか探ると、なんとも親切に点字で書かれていた。
読んでる内に冬夜は疑問に思った。
どうして家に、普段から光明質弥を使って生活していたから点字の本は買った事もないのにと心の中で呟く。
執筆者と思わしき台詞を見つける
【運命に抗え、同一の者に我が能力、創士が授かる事を願って、この本を残す】
冬夜「(同一の者?)」
『目覚めよ』という声が響いた瞬間、弾けるような音と共に本が手元から消えた
驚いたと同時に冬夜は咄嗟に見開いた。
冬夜「嘘だろ・・・」
自分の部屋、机、本棚、ベッド、家具や窓、全て見えていた。
そして、歩けるはずも無い足が動かせた。
冬夜「(歩ける・・・!)」
失明で見えないはずなのに見え、事故の後遺症で歩けなかった足が動かせる。
さっきの弾ける音が遠くの方でも聞こえたようで
明と恵子が駆けつけた
明「どうした!」
恵子「どうしたの!」
冬夜「姉ちゃん、兄ちゃん、僕・・・見えるよ!歩けるよ!」
見える事を証明し、歩けることを証明した冬夜。
そして冬夜は気づく、新しい二つの能力が開眼している事を・・・。
冬夜は見て、歩けるようになり、更には新しい能力の開眼
それは一体何を意味するのか・・・。




