第4話 無力低斑Ⅱ
冬夜は仮面のリーダー格と思わしき者によって彼らのアジトへ連れてこられる
仮面C「ヒトリ、タマシイノカンソウガ、オコナワレマシタ」
仮面L「ナンダト」
仮面A「モドリ、マシタ」
仮面D「ジョウキョウ、ホウコクセヨ」
仮面A「カタワレガ、ジュールト、オナジモノ、ニヨッテ、ケサレマシタ」
仮面L「ジュール、ト、オナジモノ?!アイツガ、イルノカ?」
仮面A「ココノ、ホシノ、オトコデシタ。ソシテ、マナオーラヲ、ハナッテ、イマシタ」
仮面L「ザヒョウヲ、シラセヨ」
数時間が経ち、冬夜は目をさます。
鉄作によって閉じ込められている事に気づく。
そこには他にも人がいて、あの公園付近に居た人々だと気づいた。
冬夜「(よかった、誰も殺されてない)」
仮面L「ホウ、ライトアップ、ヲ、モツ、ノカ。ドコデ、テニイレタ」
冬夜「!」
仮面L「ドコ、デ、テニイレタ、ト、キイテイル」
冬夜は教えるもんかと顔を逸らすが、その者によって顔を固定され
そして、光明質弥の発動が遮られた。
冬夜「(光明質弥!、どうして発動しない)」
仮面L「ムダダ、ライトアップ、ハ、イマ、ワタシノ、テノウチ、ダ。コレハ、モトモト、ワレワレノ、イタ、ホシノ、チカラダ」
そして仮面Lはその場から離れていく。
再び鉄作の内側へ追いやられた冬夜、光明質弥が無ければ目が見えず何もできない
鉄作自体、大人一人飛び越えられそうだが、超えた者は誰一人として居ない。
近くに居た人によれば、鉄作の上から天井まで見えない壁があるらしく鉄作の手すりにも触れない。
どういった原理で作られているのか謎である。
さっきの仮面異人とは異なるような足音が近づいてくる。
女の声で、光明質弥を持っていた者、出ろという言葉が出てくる。
カタコトではなく、はっきりと言葉を発していた。
冬夜「どこへ連れて行くつもりだ」
謎の女「黙って歩け」