第3話 無力底斑(ジュール・ブリット)
何か試行錯誤をしていた冬夜、そして那月の執事セバスが異変に気づいた時、それは来た。
冬夜「ところで、親達はどこへ?」
恵子「シェルターへ避難したわよ」
冬夜「僕達も避難するべきじゃないか?」
那月「セバス、どうしました?」
那月が問うと、セバスは動かないもののセバス自身も異変に気づく。
セバス「身体が動きませぬ」
ここにいる全員が気づいた時、扉が壊され"あれ"が来た。
仮面を付けた異星人。
仮面A「ククク、ミツケタ」
仮面B「コロソウ」
仮面A「メイレイデハ、ツレテコイ、トイウコトダガ」
仮面B「ソノオトコカラ、マナオーラ、カンジル」
冬夜「マナオーラ?」
仮面B「マナオーラ、モツモノ、キケン、ハイジョ、スル」
仮面Bが冬夜に降りかかる時、冬夜は咄嗟に防御姿勢を取った時、仮面Bに異変が生じる。
仮面が割れ、異星人のあるはずの身体部分が消えていた。
仮面A「ソレハ、ジュールト、オナジ、モノ、ワレワレノ、スム、ホシト、オナジモノ」
それを言った瞬間、仮面Aは"知らせなくては"と言って、その場を去った。
長輝「助かったのか?」
冬夜「ふぅ~・・・」恐怖心から冬夜はその場で崩れるように座り込む。
仮面Aが去ったあと、動きを封じられていた者達は解放され、冬夜に感謝の意を込めた。
その直後、全員が更に大きな恐怖を抱えた。
理由は一つ。そこに隕石から出てきたリーダーと思わしき者が目の前に現れたためである。
冬夜「・・・!」
そして、その者は冬夜の頭に手をかざし光を放つ。
それと同時に冬夜は気を失い、その者に連れ去られた。
連れ去られてしまった冬夜、そして長輝達はこの先どうするのか。
長輝「とうやー!」
莉理安「(何も出番が・・・無い)」




