第2話 呪本(ロスト)
突然と降ってきた隕石が割れ、仮面を付けた異星人により地球は侵略される
直ぐ様、冬夜の近くに来たのは姉の恵子。
恵子の能力によって、その場から離れる事に成功し那月の家へ
この事態を知る者が居ると言うが・・・。
冬夜「で、誰が知ってるって?」
恵子「長輝君よ」
長輝「簡単な説明するとしたら、俺が記憶保持能力のおかげで手にした、この本によって判明した事だ」
冬夜「本?」
長輝「しかもだ、この本の著者に見覚えのある名前が書かれてる」
そう言われて冬夜は本を見る
その本の表紙には呪本と書かれており、それを開いてみると・・・。
そこには著者 神崎冬夜と記されていた。
冬夜「どういう事だよ、これ。僕は書いた覚えないよ」
長輝「だろうな、気づいたらこれを親父が持ってたんだ。著者に友人の名前が記載されていると言われて見てみれば、お前の名前が載ってるもんだから。でだ、本を触ったら読み取ってしまったんだ記憶保持能力によって、この本が作られた理由と使い方を」
恵子「私達も見たけど、驚いたわ。それに最後のページに気になる文面も」
冬夜は最後のページを見るとそこには・・・。
【現シ世、来タれりソはロストなりて、冥界より出デ汝ラ其者を討つ者ナリ】
長輝「恐らくだ、多分別の時間軸だかにいたお前とは別のお前が、来るべき時に来る敵を討つためにこの本を作ったと俺は思った」
冬夜「でも、どうやって。てか、記憶保持能力って今まで黙ってたのか」
長輝「いや、ぶっちゃけると俺がこの能力使える事には呪本を触れるまで知らんかった」
明「その本に触れた者は無条件に能力が開眼するのではないか?」
恵子「そうね、現に能力が何も無いと思ってた那月ちゃんや千代ちゃんも開眼してるし・・・」
冬夜「え・・・」
那月「私は使えるか分かりませんが、分析能力を・・・」
千代「私は投影能力ね、ただ長くもたないけど」と千代は苦笑いしながら説明する。
冬夜「じゃあ、僕それに触れたから何か備わるのか?」
長輝「いや、多分既に能力を持ってたら新しく開眼しないと思うが・・・色々試してみるか?」
このあと、冬夜は色々な事を試した
千代みたいに投影できるのか、那月と同じ分析が使えるのか
姉と同じ瞬間移動が使えるか、明のように物を破壊する力は出るのか
しかしどれも出る事は無かった。
冬夜「やっぱり無理か・・・」
その時、セバスが何か異変に気づく・・・。
冬夜「本が呪本と書くなら誰かに呪いを掛けるなんて事も流石に出来ないか」
恵子・明「(一体、誰に掛けるつもりだったんだ・・・!)」