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いつまでも。  作者: 京介
2/4

話題

全部で8話あります。ご理解のほど、宜しくお願いします。出来れば感想もほしいなと思っています。

2 話題


今日からクラスの発表が始まる。この北高校では、4クラスがあり、1クラスごとに30人程度だ。

慶介は2組になった。2組に目指して、進んでいく、入ったその教室に昨日の保健室の奴がいるじゃないか・・・彼女と目が合ったが、彼女は俺をにらみつけ、そして、手にしている小説を読み始めた。

「いきなりこんなことになるなんて・・」

慶介は自分の机に頭をぶつけた。

チャイムが鳴り、HRが始まった。そういえば先生は誰だろうと思った。そうすると、前の教室のドアが開いた。

その先生は落ち着いた表情で俺らのほうを見た。

「んーと、ここ何組だっけ?」

は?

いきなり不安が高まってきた(一年間こいつと暮らすことが)

「うん、2組だね」

知ってるなら言うなよ。

思わずツッコミたくなるような言動だった。

「自分が担任の関原です。よろしく~」

落ち着いた声にメガネ。その言動とは違う雰囲気が感じた。

その後は、話を聞いてるわけも無く、慶介は寝てしまった。

しばらくすると

「おーい慶介―、先生の自己紹介も終わったぞ」

俺の目の前にいる無造作ヘアーの男(清田良哉)は中学からの知り合いで、目標が同じだったので高校も同じになった。

「なんだ、お前も同じクラスだったのか。用が無いなら自分の席に戻ってくれ。寝たい。」

「ったく、相変わらす冷たいな~あ、そうだ。クラスの女子さ、みんな可愛くないか?特に、早坂さんとか、須藤さんとか・・」

「誰その二人。」

「ほら、あそこにいるやや茶髪のロングの子が早坂さんで、ショートカットの人が須藤さん。」

げ。

よく見たら、保健室の件の奴だと思った。

あいつは早坂っていうのか、となんか感心した。もう一人隣にいる須藤さんはショートカットで、可愛らしいリストバンドを付けている。

「あの二人、美人でクラスの男子の間で話題になっているんだぜ」

「へー。」

興味が無い。須藤さんならまだしもアイツは・・・と思っていた。

「なんだよ~眠いのか?あ、やべ、もうすぐ部活動見学の申請をしないとな。」

「見学申請?どこに見学するの?」

「サッカー部」

「出た。典型的」

「うるせー」

俺は一応生徒会に見学しようと思っている。内申も上げたいし。

そうたくさん話題を出している内に、SHRのチャイムが鳴っていた。

・・・・・・・・

SHRも終わり、部活動見学の時間になった。自分は大して興味のある部活や運動部などに入りたいと思っていなかったので、生徒会という部活としては珍しいところに入りたいと決めていた。

 やりがいがある部活と聞いたので、早速、生徒会室へ向かった。しばらく歩くと、生徒会室が見えた。入り口付近に一人の男子がいた。先輩だろうか?

「君、見学に来たの?」

「はい、そうです。」

「お!第一見学者発見~。おーいみんな、見学の子が来たぞ」

そうして、男子の先輩に誘導され、生徒会室に入り、近くの椅子に座って、見学しててといわれたので、言うとおりにした。

生徒会は2年4名、3年7名の部活で成り立っているらしい。基本的には、裏の仕事(行事の際、準備をしたりすること)

をやるらしい。学校行事の仕事に取り掛かるのは楽しそうだと思ったので、入った理由もそのひとつになる。

しばらくして、話し合いだろうか。それが終わった後、一人の女子の先輩が話しかけてきた。

「ねぇねぇ、お名前は?」

「森川慶介といいます!よろしくお願いします。」

「よろしくね、ウチは後藤美香っていうの。覚えてね。森川君でいい?」

「はいっ!」

「あ、ちなみに、受付をしてた男子は最上秀樹先輩。この生徒会の副会長で、とても明るい人なんだ。」

後藤先輩。見るからに真面目そうなメガネをつけ、髪形はポニーテールの落ち着いた印象を持った先輩だ。

「あー。そうなんですね。最上先輩、よろしくお願いします。」

「おう、よろしくな。」

最上先輩は満面の笑みをくれた。

「えーと、君が森川君だね?僕がこの生徒会の会長の関田です。よろしくね」

多数の先輩方に囲まれながら歓迎された。

会長は見る感じ、かっこいい上に頭のキレがすごいらしい。まさに慶介の憧れの存在である。

副会長は・・・オタク感満載のタオルをつけ、手に持っているペンもラ○ライブっていうアニメのペンを愛用しているかのように見える。見た目は落ち着いた表情で、時には男ながらも可愛らしい笑顔を見せてくれる(顔はショタより?)

この生徒会は個性がある部活みたいだ。

あと30分くらい先輩たちの活動を見てみるとしよう。

・・・・・・・・・・

それから30分、先輩たちは俺ら1年生との対面式の反省会をしていた。みんなちゃんとした反省を書いてあり、模範になる部分がかなり印象にあった。

すると、よこからドアがガラッと開く。

「すいません・・見学しにきた早坂ですけど・・・」

は?

「おお!ようこそ生徒会へ!ささ、こっちの席に座って。」

会長はニコニコしながら早坂を俺の隣の席に案内した。

そして、俺の隣の席に座る瞬間目が合った。

「え!なんで変態がいるの?」

「誰が変態じゃ!バカ!」

「何がバカよ!失礼な・・」

俺らが口論していると会長が割って入った

「まあまあ落ち着いて二人とも、君たちお知り合い?」

「こんな変態なんか友達でもありません!」

「はあ?そんなんちが・・」

「うるさい」

なんなんだこいつは!

慶介はこれ以上口論しても仕方が無いので、黙ることにした。

そうすると会長が

「大変だね」

と苦笑いされた。

そして、俺ら二人はにらみ合いながらも自己紹介を済ませ、帰る時間になっていた。

俺はこいつ(早坂)といるのが嫌になったのですぐに生徒会室へ出て、自分の家まで歩いて帰った。あんな奴がクラスの注目の的だなんてありえねぇ!そうイライラしながら、カバンに入れてあったアクエリアスを飲んで、早坂の愚痴を頭の中で言っていた。






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