表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな○○がいたら

【60秒で一気読み! キャラクター小噺】〜もしも、こんな未来新聞を配達する新聞配達員がいたら

【 未来新聞配達する配達員】



いつもと変わらぬ朝。

家の主人が朝刊を開き目を通すとビックリ!

いつも同じような紙面。だが、何かがあきらかに違う。


「こ、これは‥‥‥」


我が目を疑ったが、日付見て驚いた。

これは3日後、未来新聞だった。

ゲンダイや東スポですら日付は正確なのにこんなことって。

いたずら?


投資欄! 為替・株式はーーー

「あっつ、‥‥‥日銀政策会合不発⁈ GPIF運用の銘柄も落ちてる。まさか、チャンス⁈」


芸能欄! スクープはーーーー

「あっつ、‥‥‥伝説のあのバンドが一夜限りの復活GIG⁈ チケット予約は10分ソールドアウト。い、行きてえ〜 有給とってチケット予約を!」


エンタメ欄! なにかお宝はーーー

「あっつ、‥‥‥クロスワードの答えが先に! 副賞は『ココロもあそこも熱くした袋とじ大全集』。めちゃくちゃ欲しいっ! 応募せねば」


そこに、新米風の新聞配達員が恥ずかしそうに擦り寄ってきた。


「本当にすみません〜、間違えて配達しちゃいました。回収しま〜す、てへ♡」

「た、頼む、持って行かないでくれ! つか、契約したい、毎日読ませてくれ〜」


腰にすがりつく主人を申し訳なさそうな目で新聞配達員は答えた。


「知りすぎちゃいけいない、知りすぎちゃいけない」

「そんなこと言わないで〜」


ワザと読ませておいて回収に来るのがこの配達員の秘かな楽しみだった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ