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好きな子

僕の好きな子は同じクラスにいる。クラスの2大美女と言われる女子の1人だ。

1人は茶髪で耳の下でサイドに髪を縛っている女子にも男子にも人気の高い 倉橋奏くらはしかな

もう1人は僕の幼馴染みで黒髪のロングヘアーのまさに大和撫子の桐崎 鈴葉すずはである。


僕は幼馴染みである鈴葉の事が何年も前から好きなのだ。小学校、中学校も一緒で高校までも一緒になった。同じ高校になるなんて奇跡だと思った。

この気持ちに気づいたのは中学生の時だったと思う。むこうは僕のことを小学生のころは

〝 ちーちゃん〟と呼んでいたが、今は〝 千歳〟と名前で読んでいる。僕は鈴葉のことを昔から〝 すず〟と呼んでいる。

そして僕は自分が一番鈴のことを知っていると思うと無性に嬉しい。

この前勇気出して告白してみたことがあった。学校の教室でテスト勉強をしていたときだった。昔からずっと仲良くしてきたからテスト勉強を一緒にするのは恒例行事だった。

「なあ、すず。」

「ん?なに?」

すずは、休憩と言ってスマホでテレビをみていた。

「……すき」

「ん、私も。」

え?今好きっていった?いったよな?喜んでいいのか、いいのかな?と思っていたらすすが、

「私もこの芸人さん好き。」

「え……。」

すずは、テレビの話だと思ったらしく、僕はショックでテスト勉強は意味の無いものとなってしまった。


こんなこと思い出していたら名前が呼ばれた。

「ち…とせ! 千歳!」

「うぇ? 春叶なに?」

「お前の負けだ!」

え?状況がつかめずにキョロキョロしていると、自分の手には1枚のジョーカーがあった。 何故だ

「千歳。お前の負けだ 屋上で告白してこい!」

そだー!いけー! なんて声が聞こえる。僕は好きな子の事を考えながら無意識にババ抜きをやっていたらしい。


え?告白? まさか。僕負けたの?

「マジで?僕まけた?」

「マジだ。罰ゲームだ!行ってこい!」

「は、春叶……。」

僕は仲の良い友達の名前を呼んだ。

「約束だよ。千歳。」

ニコッと春叶のイケメンスマイルをもらいました。

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