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トランプをしよう

なぜ屋上から叫んだのかは、1時間前のあるできごとである。

教室で帰宅部や部活の無い男子たちが4、5人残っていた。

僕が一番仲良くしている男子も残っており、暇を持て余していたのだ。突然一番仲のいい友達の村木春叶むらきはると

「暇ならさトランプやらない?僕トランプ持ってるんだ。普通にトランプやっても面白くないから、罰ゲームありでさ。」

と言う言葉きっかけだっただろう。皆必死だったのは。1人の男子が乗り気になり、みんな賛成していった。トサカみたいな髪型の男子が

「じゃあ!ババ抜きでいい?簡単だし!」

ババ抜きか簡単だから、罰ゲームを受けなくて済みそうだと思った。今度はトサカみたいな髪型と仲がいいメガネなのにチャラそうに見える男子が

「罰ゲームは自分の好きな子に屋上から叫んで告白はどうだ?」

それ公開告白かよ。振られたら終わりじゃん。

「いいねそれ」

と誰かがいい、皆賛成し、罰ゲームは屋上から好きな子に告白と決まった。

この時僕は完全に油断していたのだろう。


ババ抜きは数分前に開始され、順調に進んでいた。僕の手元にあるカードは少なく、これは僕は勝つなと思っていた。

「次お前の番だそ!」

「オレ?てかお前表情分かりやすすぎ。」

などの声が聞こえ、微笑ましいと思った。僕の番はまだ回ってこないだろうと思い、好きな子のことを考えていた。

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