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10 競技

名前・設定

町田 ありさ ・ 女 主人公 いじられ

リン ストラスバーグ ・ 女 外国人 うるさい

香取 あや ・ 女 イタズラ好き

水島 ・ 男 ありさと家が近所

岡崎先生・女 文系担当の教師 部活の顧問

私達は、部室の更衣室にいます。

部活着に着替えるためです。

部活着というのは、身体全体を覆う防具である。


「これ、暑苦しいよね」と、リンは言う。


「けど、これが無かったら、リンの魔法で私は御陀仏だよねぇ」あやは言う。


「それをいったら、あやの砲撃で私木っ端微塵だわ」リンが言い返す。


「これが無いと、部活にならないから着るの。それに、この競技事態出来ないわ」私は二人に言う。


「だね」「せや」と、リンとあやは言う。


防具は学校別に特色ある防具が採用されている。

防具については、ヘルメット(ミラーシールド有)、長袖ジャケット、長ズボン、グローブ、シューズが必要である。

着方はさまざまだが、長ズボンは腰に紐がついており、肩にかける仕様になっており、履いたのち長袖ジャケットを着る。

グローブをつけ。シューズを履いて、ヘルメットを被り、終わり。

まさに、完全防備である。


着終わった私達は、更衣室からでて、部活の競技場にきた。

競技場には顧問の岡崎先生が水島と話しておる。

岡崎先生は文系の教科担当をしている女性の先生であり、この競技を高校大学と活動していた経験者である。


「こんにちは先生」と、私達は岡崎先生へ挨拶する。


岡崎先生は水島と話しに夢中になっていたのか、ビクっとしたあと、こちらへ向き「こんにちは」と、挨拶を返した。


「なに話してたの?」と、あやが顔をニヤニヤしながら岡崎先生に聞く。


「なんでもありませんよー。あ、ありささん、後の準備はどう?」岡崎先生が私に聞くので、


「競技場設備を展開するのが残ってます」と、伝える。


「なら、私が展開するから、三人は準備体操をしていて。」と、岡崎先生が言い、設備ルールへと歩いて行った。


岡崎先生は設備展開のため、競技場の設備ルールへ行き、開始スイッチをonにする。

天井、壁や床が緑に光だす。これこそが対衝撃吸収装置が始動した証である。

ブザーが鳴なり、競技の準備完了の合図である。


競技は3分行い。勝敗は、体力ゲージをすべて削られたら負けであり、体力が残った方のかちである。3分で勝敗が決まらなければ1分行い、体力が残った方の勝利である。

体力ゲージは、防具が自動計測し判断する。そのため体力ゲージには個人差がある。

攻撃方法は物理、武器物理、魔法が使える。

武器については、規定はない。

魔法について、魔法は才能がなければ使えない。


私達は準備体操をしている。

身体を動かすため、まずは準備体操は欠かせない。


「ねぇ、水島。先生となに話してたの?」リンが前屈をしながら聞く。


「んー、秘密」と、水島は答えた。


「えー、ケチ」リンは言う。


「リンちゃん、準備体操中だよ。ほら回数言って。」岡崎先生が、リンに言う。


「あーい。いーち、にー」と、リンは前屈をして。回数を言う。十まで言う。


「次、深呼吸。」私は、言って。私達は深呼吸を三回して準備体操を終えた。



「さて、これから競技をするわけですが、2つ言うことがあります。まずケガをしないことが一つ、最後は相手を倒すこと」と、岡崎先生は言う。


「そんじゃ、始めるから競技場入って、今回の練習は二人対一人の練習だよ。あやちゃんとリンちゃん対ありさちゃんでするよ」と、岡崎先生が言う。


「はい」と、私達はいって、競技場へ入る。



「「「じゃんけんポン」」」


「負けたぁーぁーあ」と、リンは負けて悔しそうに言う。


じゃんけんでリンが一人負けたため、1対2にて練習戦を行う。


「やっほー、勝った!ありさは私が貰った!これで勝つる」と、私を後ろから抱きしめながら、あやは言う。


「あー、もう、私あやに本気出しちゃうからね。あと、つぎ、ありさは貰うよーだ」と、リンが興奮して、私とあやに抱き、言う。


「ありさは私のだ」

「いや、私の」

と、あやとリンが言いあいをしている。


「私は物じゃないよー!。それにはやく始めるよ!」と、私はふたりのに怒る。


「「はーい」」と、リンとあやは言う。


練習戦を始めるため、リンは私とあやから離れて、スタートラインへ歩いていく。

私とあやも、リンの反対側のスタートラインへ向かう。


「ねー」あやが私に言う。


「なに?」私は言う。


「毎回言うけど、この防具って、旧式でしょ。大丈夫なの耐久性とか…」あやが少し暗くなっている。


今私達が着ている防具は50年も前から練習用として販売しているものだからだ。

元々競技用としても使用していたが、今の時代は身体に密着すせるタイプが主流のため、練習用となった。

競技用の密着タイプとは全身をスパッツスーツ(特殊加工)を身につける。


「毎回言うけど、耐久性は証明されてから大丈夫」と、あやに言っては見たが。


(大丈夫かなぁ)と、思う。怖い。リンが…。


怖い理由はリンである。

私とあやはスタートラインに到着した。


「始めるよー」先にスタートラインに到着していたリンはスタートの合図を送る。


「ばっちこい!」と、あやは言う。



今回の練習はリン対私とあや。1対2である。


「そい」両手を前に突き出して、リンは声を発する。


リンの両手から炎が発生したかと思うと、炎は鳥の姿になり上へと羽ばたいた。


私は唾を飲み込む。

先ほど私がリンが怖いといったが、これが答えである。


リンは魔法が大の得意である。


上で飛行している炎の鳥は私達を見る。狙いを定めている。


「あや」私はあやを呼ぶ。


「ん」

「鳥は私が殺るから、あやはリンを…」あやへ指示を出す途中、炎の鳥はあやへ急降下していく。完璧にリンは炎の鳥を操っている。


あやは炎の鳥が近づいてくるのを見ると、リンへと走りだす。

炎の鳥は床ギリギリで方向を変え、あやを追う。

走りながら、あやは両手に拳銃をだし、リンへと発砲する。

が、発砲された弾はリンの手前で蒸発した。

あやは後ろを振り向く、炎の鳥の位置を見るためだ、炎の鳥は後ろで空中にて止まっている。


「今だ」と、あやは言いながら床に伏せる。


私は、炎の鳥の後ろを取り、右手から剣をだし両手で持ち、炎の鳥を斬り倒した。

炎の鳥は鳴き声をあげることはなく、静かに消滅した。

私とあやはお互い見つめあい一つの大きく息を吐いた。


リンは炎の鳥が消滅したのを見届けると、床へ倒れた。



リンはその場に倒れたまま、立ち上がれず続行不可になったため、練習試合は終了した。

電光掲示板にはリンの体力表示がゼロになっていて、私とあやがこの練習試合では勝ったことになる。

試合終了のブザーが鳴り、試合フィールドが解除された。

解除されると、すぐに私とあやは、ヘルメットを外してリンに駆け寄った。


「立てる?」あやはリンからヘルメットを取り外して言う。


「うん」と、リン言いながら立ち上がるがフラフラしている。


私は直ぐにリンを支える。


「大丈夫じゃないじゃん」私はリンを叱る。


リンは笑って謝っているがよわよわしい。


「横になればすぐ回復するよ」と、リンが言っているので水島が座っている所へと運んだ。


リンを横に寝かせ、水島の上着を被せる。


「いい匂い」と、リンは言ったのち寝てしまった。


それから、すぐ岡崎先生が設備ルームから戻ってきた。

手に小型ホワイトボードを持っている。


「どう、リンは?」と、岡崎先生は私に言った。


「疲れて寝てるだけです」私は答える。


「そうか、そのまま寝させてて。反省会でもしましょうか」と、岡崎先生は手を叩く。


私とあやと岡崎先生が円になって座る。

円の中央には小型ホワイトボードがあり、カラーマグネットが3つ置かれていた。

私とあやとリンをカラーマグネットで表しているようだ。


「さて、まず最初の反省点はね、怪我が無いようにという私の言葉を無視したこと。実戦を想定したも練習はしなきゃいけないけど、実戦練習は土日の休日にするって約束したよね」岡崎先生は淡々と言う。


私とあやは謝ることしが出来なかった。

けれど、そもそもはあっちで寝ているリンが炎の鳥を出さなければここまで本気の実戦練習に発展することは無かったのである。

それは私もあやも分かっていたことであるが、やってしまったことはやったので否定せず謝る。


「今度から約束守ってね。実戦用の練習着じゃないからね。次はさっきの練習について、、、」岡崎先生は先ほどの練習について思うことをのべていった。


私が最後に炎の鳥を倒したこと。あやがリンに一瞬のすきを作ったことを評価していた。


「次は3対3の練習をしたいね」と、岡崎先生は言う。


「一年生は?」あやが言う。


この部活には私達二年生の他、一年生が4人いる。

私達の代に出来た部活であるため三年生は居ないが、去年の大会にて輝かしい初戦突破を成し遂げたことにより新聞やSNSに掲載され、宣伝効果からか今年は一年生が4人も入部に至ったのだ。


「今週は、一年生はテスト週間だから部活より勉強を優先させるから、練習は出来ないかな」岡崎先生は言った。


ちなみに、部活にて一年生達は一人一人それほど強くはないが、四人連携ともなれば私達一人分ほどになり、なかなか手強い。

が、リンの炎の鳥などの最上級魔法の前には何も出来ない。


「さて、反省会も終わりにして、部活の後片付けのち帰りましょうか」と、岡崎先生は言う。


部活を始めて、三時間過ぎくらい時間がたっており、これから後片付けとか着替えれば、それなりの時間になるからである。


「はーい」と、私とあやは更衣室に着替えに行く。リンは寝ているため後回しだ。


「みっくーん、リンちゃん更衣室まで持ってこれるー?」と、あやが水島に言っている。


「止めときなよ、起こした後でいいじゃんかー」と、私はあやに言う。


「なら、みっくん。私達が戻る前にリンちゃん起こしといてー。頼むよー」と、言って更衣室に入っていった。


私は、そもそも汗がすごいので、着替えを優先させるため更衣室に入っていく。

寝ているリンを見ている水島は、どうしたものかと小説を見ている。


「こいつどうします」と、水島は岡崎先生に聞く。


「どう、そのままにしておくってのは、、」


「そうします」水島は考えるのをやめた。


その後、私とあやは着替えが終わり更衣室から出た。

後片付けの方は岡崎先生と水島でほぼすべてが終わっていた。


「ありがとう、みっくん。が、リンが起きてないから減点!」あやが水島へ大声で言う。


「減点方式いらない!」水島からツッコミが帰って来た。


「私、起こしてくる」と、私は水島とリンのところへ行く。後ろからあやがついてくる。


とりあえず、リンをさする。が起きない。。。

私は後ろにいるあやを見る。

あやは頷き、リンの前に来ると、リンにダイブして乗っかった。


「ぐへ」と、リンが言った。


私もリンにダイブして乗っかる。


「重いよー、、、」リンはあやと私が乗っかっているのを退けようとしてジタバタさせている。


私とあやはリンから離れた。


「あー重かった」リンは座って言った。


「起きないのが悪い」あやは立ち上がり言う。


「はやく着替えてきて、帰るよ」私はリンに言った。


「はーい」と、リンは駆け足で更衣室へ入っていった。



五分後、リンは着替えてきて戻ってきた。


「さ、ここの鍵閉めるから、みんな出て、そんで怪我なく帰るのよー」と、岡崎先生。


「はい」と、リンは言う。


私達も返事を返した後、外に出てみんなで薄暗くなった空の下、帰ったのであった。


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