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1 起床とカフェオレ

起きる時間であろう、私の真横にある目覚まし時計のアラームが鳴り響く。


「ん…」私は、右手で止めて時計を顔に近づける。


時計を見ると朝の10時だった。

私は、目が覚めて初めに決まってすることがある。

それは、目をつぶって音を聞くことだ。

音というのも、簡単なことだ。

耳にはいって来る音を聞くだけだ。が、なぜそんなことをしているのか。

私は寝起きが悪く、こんなことをしないと起きれないからだ。

あと、二度寝がしたいがためだ。



時間にして30分ほどがたち、さすがに起きなばとベッドから起き上がり部屋を出た。


「おはよう」リビングに入り私は言う。


だが、誰もいないのか返事がない。

時計を見ると10時35分であった。


「さー、何をしようかね」とか、言いながらキッチンへ向かった。


キッチンでは棚からコップを手に取りテーブルへ置いた。

そして、冷蔵庫から牛乳を取り出すとテーブルに置いたコップに牛乳を入れる。

次はコップをレンジへ入れると約1分ほど温める。

温めてる間レンジの中で回るコップを眺めた。

レンジからベルが鳴り温かくなった牛乳をレンジから取り出すとテーブルに置くと、テーブル中央に置いてあるポーションコーヒーを手にしてコップ入れる。そして、スプーンで混ぜてカフェラテの完成だ。


私は一口飲のむ。


「やはり甘いのが一番だ」と、私は呟くとカフェラテの入ったコップをテーブルに置く。


私は顔を上げて机の前の壁にかかっているカレンダーを見た。

今日と明日の土日の欄にバツがついているのを確認した。

今日と明日は手伝いが休みの2連休だ。

私は早朝から家のパン屋の手伝いバイトをほぼ毎日している。

登校時間になると手伝いを終えて学校へ向かうのが日常である。

土日は学校が無いため開店後のレジ作業を行っている。

が、「土日くらいはバイトではなく外に行け」と、祖父より言われている。

だから2連休。


私は両腕を挙げると、「じっちゃんのアホー」と、腹の底から言った。


私としては、パンの焼きたての匂いを堪能できるのと、焼きたてパンのを休憩時に食べれるため、休みなんて欲しくない思いが強かったが仕方がない。


あと土日が1番私を必要とする日ではないのかと、祖父に言ったが「土日は宅配しかしてねぇから良いんだよ」とのことだった。


私は、土日が一番収入が良いのではないかと、祖父に言うが、「土日は寝たい」なんだそうだ。


私は、一つ大きく深呼吸をして、コップを手に取り立ち上がる。


「決めた!」と、言って、カフェラテをイッキに飲みほす。


「けほけほ…」そして、むせた。


「けほけほ」むせながら、キッチンでコップを洗った後自室へ行く。



自室へ入るとクローゼットより外出用の服を取り出し、パジャマから着替えた。


「ほい」


床に落ちたパジャマをベッドに放り投げ、床に置かれたバックを持つ。


「スマホ、財布、カギ、ハンカチ、リップっと」


色々、物をバックへと入れると、洗面所へ向かう。


洗面所の鏡を見ながら身なりをを整える。


「準備完了だよね」


そして玄関へ行き、靴を履く。


「いってきます」と、言って玄関のドアを開けて外へ出た。



私はバス停にいる。

家から歩いて5分くらいの場所にある。


「待つ時間は退屈だ」


時間表を見るとあと2分ほどにはバスが来るはずだ。

私はとりあえず、スマホを片手に時間を潰す。



バス停の時刻表の上に付いているスピーカーから音がなる。


「びくっ」バスが到着した合図だ。


私は音に驚きながら「急げ急げ」と、スマホを片付ける。


バスが目の前に止まりバスの入り口が開くと、私は乗り込んだ。


「お願いします」


その際、切符を忘れず手に取り、私はバス後方に座った。

運転手は、私が座ったのを確認したのかバスは動き出した。



私はバスに揺られながら窓から街をみるのだった。

目的地まで、まだ時間はかかる。

窓からみる街を眺めると、自転車で移動中の人、カフェに入っていくカップル、ペットの犬や猫と公園で遊ぶ人が通りすぎていく。



バスは、停留所を3つほど進み、私の目的地がある停留所に来た。

バスが止まり、運転手から見て左側の出口が開く。私は出口へ向かうと、お金を支払うと一言、


「ありがとうございました」と言って、バスから降りる。


バスから降りると、まわりはビルが建ち並んでいる。

私は軽い足取りで歩きだす。目的地に行くため5分ほど歩くのだ。



目的地へ着くと、そこは電化製品店の看板がある2階建ての建物である。

私は、入口より入り、2Fへエスカレーターで上がる。

そして、2Fへ着くとイヤホン売り場へと歩く。スマホで音楽を聞くのに使う予定の為、買いに来たのだ。


「どれがいいのだろう?」


イヤホン売り場では数多くのイヤホンが右から左へ並び、どれを選ぶか迷ってしまうが、ここは安く済ませる。


「これにしよう」


私は広告の品と値札に書いてある、最高音質の有線イヤホンで、値段が3千円の商品を取ると、レジへ向かう。



レジ入口には売り尽くしセールと旗がたっていた。そのためか、レジでは列をなしていた。


「こりゃ、長いこと待つかも」


10分後、やっと自分の番になったのでイヤホンを購入した。


「良き買い物であった」



その後私は、店から出て、外にいる。

購入したイヤホンをレジ袋から出すと、音楽を聞きくため、スマホにイヤホンをさした。

とりあえず、ロック調の音楽が聞きたいのでながしてみた。


「良き良き」


音楽を聴きながら街を歩くことにした。

特に次の目的地なんて無かったが、歩くのは特にこれと言って苦では無かった。

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