第七話 騙される者と突然の強襲
???
「あの、モネがやられました」
一人の女がガラに向かって言った。
「そうか、やられたか。流石、強いだけのことはあるな。
それよりも"次は分かっているな"?」
ガラは女の方を見る。
「わ、私ですか?あの、私は弱いですよ。すぐにやられちゃいますよ」
女は少し泣きそうな顔をする。
「マリナ、君なら出来る。必ずあの者たちを潰せる、お前は、四天王の中では強いだろ?」
ガラが優しそうな顔をする。
「は、はい。期待に答える為に私、がんばります」
マリナはそう言いすっと姿を消した。
「・・・、アラタ。こそこそと隠れて聞いてるとは良くないんじゃないのかな?」
ガラはそう言った。
すると、壁がぺろりとめくれアラタが姿を現す。
「四天王の中では強いとマリナに言っていましたが、最強は俺じゃないんですか?」
アラタはガラに向かって言った。
「ああ、もちろんだ。マリナは四天王の中では最弱、モネよりも弱い。
だからと言って使えんわけではないだろう。効率よく使っていかないとな。
ゴミマリナちゃんは速攻殺されると思うがな。
ふはははは!」
ガラは大笑いする。
「流石ガラ様、雑魚もおだてりゃこうも動いてくれるとは、俺はまだ出なくても?」
アラタが聞いた。
「ああ、我々の味方はおまえたちだけではないからな」
ガラはそう答えた。
そのガラ様の陰から、
「・・・」
一人の男が聞いていた。
宿屋
「うぅ。こ、ここは?」
美優が目を覚まし起き上がる。
「ここは宿屋だ。まだ無理はしないほうがいい、まだ少し痛むんだろう?」
地味はそう美優に、聞く。
「うん。それよりもこの人たちは?」
美優は地味の後ろにいる人たちの方を見た。
「この人たちは俺たちを助けてくれた人たちだよ。
遥人さんとフローラさんだ。あのときはありがとう」
地味は頭を下げる。
「いえいえ、僕たちは助けないといけないって思い体が動いただけですから」
遥人はそう答える。
「それで、あのモネとかいう人は?」
美優が聞いた。
「僕がやっつけました」
遥人は答える。
「え、凄いね。見た目はひょろひょろなのに」
美優はそう答える。
「ひょろひょろでも遥人さんは強いんです」
フローラさんが僕に抱きつく。
「まぁ、ひょろひょろなのはあまり体を鍛えたことが無いからだけどね。
それよりも、これからどうします?」
遥人はみんなに向かって言う。
「探しましょ。それが一番早いと思うし」
美優はそう答える。
その時
「やめといたほうがいいよ」
男の子の声がして窓の方を見るとフードを被った男の子が。
「あなた誰ですか?」
フローラさんが聞いた。
「誰って、僕はある力を持っている者です。それ以外は言いません。
このガラっていう男はとてつもなく強い、あなた達ではやられると思いますが?」
男の子はそう答える。
「正体を見せない奴の言うことが聞けると思うか?」
地味が言う。
「そう、なら仕方ないよね。おじさんうざい」
男の子は一瞬で地味の目の前に移動し、
「ふん!」
拳を一発地味の体に向かって殴る。
「が、がはぁ!」
地味はバタリと床に倒れる。
「え?お父さん?」
美優は一瞬の出来事でよくわかっていない。
「許さない!はあ!」
遥人は剣を振る。
「ふふふ、当たらないよ。次は女の子のほうだね。
ひひひ」
男の子は笑いフローラさんの目の前に。
「まず!」
「終わりだよ。ふん!」
男の子は地味と同じように攻撃をする。
「かは!」
フローラさんは床に倒れる。
「フローラー!」
遥人はフローラさんの体を抱きかかえる。そして心臓の部分に耳を当てる。
トクン。
き、聞こえる。音が!
「まぁ、これくらいかな?じゃーねぇ〜」
男の子は窓から飛び降り逃げ出した。
「地味さんは?」
遥人は地味の方を見る。




