第十九話 みんなの思いと突然のラスボス
黒い壁が消えていつもどおりの町に戻った。
フレアは瀕死のマナに近づく。
「ま、まだ僕に、何かをあるの?」
マナはフレアの方を見る。
フレアはマナの体を抱きかかえる。
?!
ちょ!
マナは少し慌てる。
「動くな、殺されたくないでしょ?」
フレアは静かに言った。
フレアはみんなの元に向かった。
「ちょ!フレアさん!そいつは敵ですよ!早く始末してください」
アークはフレアに向かって言った。
フレアはマナの顔を見る。
何?僕、殺されるの?こいつらに?
「アーク、ちょっと待って。フレアさん、何か考えがあるんですか?」
ナナはアークに言う。
「うん、こいつ僕の仲間にしていいかなって?」
フレアはそう答える。
えー!!
みんなは一斉に驚きの声をあげる。
「フレア!それは私達の敵なのよ!シンさんも言っていたじゃん!
敵を味方に出来るわけ無いじゃん」
ルルがフレアに向かって言った。
「そうですよフレアさん、もし仮に仲間にしたところでもしもこちらに刃を向けてきたらどうします?
一貫の終わりですよ」
遥人もそう答える。
「それはそうだけど」
フレアはマナの顔を見つめる。
どうしてなんだろう、殺そうと考えても殺せない。
何だか、不思議とマナからは悪意を感じない気がする。
すると、フローラちゃんがフレアさんに近づく。
「敵でも殺したくないんですよね。それにこのマナちゃんは悪意を感じないですよね。
悪意がもりもりなら今頃フレアさんを攻撃しているでしょうし」
フローラちゃんはそう答える。
「でも、敵なのよ。もし仲間にしたとしても、信頼とか出来ないよ。
後ろから攻撃されたら溜まったもんじゃない」
ヤミがフローラちゃんに向かっていう。
・・・僕は。
「みんな、色々あると思うけど、マナは確かに僕たちを殺しに来た。
でも、今はどうだ?僕たちがマナを殺そうとしているだろう」
アズがそう答える。
「でも、こっちがやらなきゃ死ぬんだよ。やられるならやられる前にやらなきゃだめじゃん」
ヤミがそう答える。
すると、マナがフレアから降りて
「僕は、呪い使いの兄を失って悲しかった。弟も死んで、私は何をやるべきか分からなかった。
その時思いついたのが兄と弟を殺った奴を始末するって」
マナはみんなに向かって言った。
「ユズルは本当にごめんなさい、私も殺されるから殺った。
襲いかかろうしたから、みんなを襲おうとしたから、私は、剣を向けたんだよ」
ヤミはそう答える。
「呪い使いにもいいやつが居るよ。ガオ町って所にワーリンって呪い使いが居るけどその人は最初は僕やヤミを狙ってきた。
けど、最後は僕たちの仲間になった。
だから、マナもワーリンみたいに仲良くなろう。殺しなんてせず、平和に暮らすんだよ」
アズがそう答える。
「僕は・」
マナが何か言おうとした時、
うん?!
何かおどおどしい雰囲気になった。
「マナというものよ、我らの敵のなるなら殺す」
そこには奴が居た。
「あ、あれは?!」
マナは尻もちをつく。
「お前は!」
フレアは武器を構える。
「我は魔王ガラ、世界を闇へと塗りつぶす者だ。お前が、伝説の冒険家フレア、それに呪い使いヤミ、異世界転移者の地味と遥人、ふふふ、アハハハハ!」
ガラは突然笑いだした。
「何がおかしい!お前を倒さないとこの大陸からは出れなさそうだな」
地味がそう答える。
「ほう、我に剣を向けるか。それで我を倒せると思っているのか?」
ガラは不敵な笑みをしている。
こいつ、強い。いや、次元が違うレベルだ。
「ダークウォール」
ガラがそう言うとフレア達の足元に黒いフィールドが!
何?!
う、動けねぇー!
「さてと、お前たちが自分を超えられるか、楽しみだ」
ガラはそう答え消えた。
すると、フィールドがフレア達を飲み込んだ。
うわあ~!
そして全員飲み込まれた。




